SFライクで安価なデジタルX線撮影ベッドNanox.ARC。クラウドAI診断と組み合わせたサービスを提供

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Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi
2020年01月17日, 午後 12:00 in Medicine
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Nanox

骨折や腫瘍などの治療をする際使うレントゲン検査機器は、X線を照射するために高電圧と高熱を安全に扱えるように設計されるため、非常に高額にならざるを得ません。これは貧しい国や地域の人々がレントゲン検査を受けられない原因のひとつになっています。

日本に研究所を置くベンチャー企業Nanoxは、このレントゲン検査機器のコストを大幅に削減できるかもしれないデジタルX線源を開発しました。Nanoxが開発したデジタルX線システムは、低温で動作する固定されたX線源を使っているため、従来の機器より遥かに小さく、低コストで製造できます。これを採用したNanox.ARCは、CTスキャン機器のようにリング状に配置、ベッド上を移動することで全身の検査が可能。それはまるでSF映画に登場する万能医療ベッドのようなデザインです。

Nanoxはこの機器を売り切り型のビジネスモデルとするのではなく、クラウドを通じたAI診断サービスを組み合わせ、撮影ごとに使用料を徴収する方式で展開することを考えているとのこと。この方式ならば医療機関は高額なイニシャルコストを必要とせず、撮影ごとに発生する費用もライフタイムサイクルで考えれば削減できると考えられます。

Nanox

Nanoxは、このSFライクなX線ベッドが具体的にいつごろ医療機関で使えるようになるのかについては示していないものの「近い将来」に1万5000ユニット規模で展開することを希望しています。そのためにすでにFoxconnから2600万ドル(約27億円)の資金を得ているとのこと。

この機器が普及すれば、レントゲン撮影を何かが起きたあとではなく、予防的に行うようになることが考えられます。そしてたとえば年1回の定期レントゲン撮影によって、現在よりもはるかにガンの早期発見やその他の健康問題への対処が可能になるかもしれません。
 

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