約2週間前に大手掲示板4chanにて、ソニーの次期据え置きゲーム機PlayStation 5(PS5)に関する大量の情報を含んだ噂話が投稿されました(その後に削除されてRedditに転載)。
その中でPS5のスローガンとされた「It's time to Play」がPlayStation公式アカウントが後に掲げたものと一致したことから、にわかに信ぴょう性が増したと報じられています。4chanに投稿された、PS5に関するリークと称されたリスト(概要)は次の通りです。
- PS5は2月5日のプレス/メディア向けのPlayStation Meetingイベントで公開される
- PlayStation Meetingは、ニューヨーク市のSony Hallで開催される
- そこではPS5本体のデザイン、コントローラー、UI /ホーム画面、仕様、機能が公開される
- PS5は、すべてのPS4ゲームと下位互換性がある
- PS5は、2020年10月に世界中で発売される
- PS5の価格は499米ドル/449英ポンド /449ユーロ /5万4999円
- PS5の仕様は、Xbox Series Xとほぼ同等になる
- PS5の予約注文は、2月5日のイベント後に開始される
- Gran Turismo 7、MLB The Show 21、Demon's Souls Remastered、Godfall、Legendz(SIE サンタモニカスタジオの新規IP)は発売同時タイトルの一部
- PlayStation 5の新しいスローガンは、ブランド全体として「It's time to Play(プレイする時間)」となる
このうち最後のスローガンは、その後にPlayStation EuropeのTwitter公式アカウントがプロフィールに追加した言葉と同じものです。まだ現時点ではTwitter向けのキャッチコピーにすぎない可能性もありますが、自己紹介の冒頭に置かれた重みはそれなりにあるはず。
そしてPlayStation Meetingといえば、ソニーがPlayStationの重要製品をお披露目するために過去にも開催してきたイベントです。前モデルのPS4を正式発表して仕様の詳細が公開されたのも、2013年の同イベントでのこと。さらに今回の噂話に先立って、2020年2月初旬に開催されるとのリークも伝えられていた経緯があります。
Rumours from major publications such as EA, Ubisoft, Square Enix and Activision suggest that PlayStation will be doing their reveal event early February and invites will be sent out next week keep your eyes peeled. #PlayStation#PS5#E32020#NextGen#Sony#gamingpic.twitter.com/cWOzMzvZ7e
— ADDMoore 🎮 #KindaFunny (@ADDMoore93) January 11, 2020
ただ気がかりなのは、1つには「5つのPlayStationプラットフォーム(PS1、PS2、PSP、PS3、PS4)すべてのゲームはPS5と互換性があり、過去と現在に重点を置いた「究極のPlayStationコンソール」になります」との記述です。これはPS4でも実現し得なかったことであり、基本的なアーキテクチャをPS4から継承すると思われる(公式に下位互換性が保証されているため)PS4に関しても信じがたいといえます。
もう1つは「ソニーは2020年にE3に戻り、PS5およびその他の今後のタイトルについてさらに言及する」とのくだりです。ソニーがゲーム見本市E3への出典を今年も取りやめることは発表済みであり、さらに手のひらを返すとは考えにくいことです。時差(4chanへの投稿後にソニーがE3参加見送り正式発表)があるため、決定が再び変更された可能性もゼロではありませんが、信ぴょう性に疑問符が付くのは確かでしょう。
とはいえ「PS5がXbox Series Xのスペックと大差ない」ことや価格が5万円台半ばという観測は他の噂話とも一致しています。いずれにしろPlayStation Meeting 2020が2月初旬に本当に開催されるのなら、メディアへの連絡や会場の準備から証拠がまもなく裏付けられるはず。浮き足立たず、静かに続報を待ちたいところです。