今後のApple Watchは病気の予防に活躍?クックCEOが「早期発見は医療費を大幅削減」と発言

日本でもECG機能の提供をお願いします

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年01月22日, 午後 12:00 in AFib
0シェア
FacebookTwitter
health
VCG via Getty Images

アップルのティム・クックCEOは、同社がアイルランドに40年にわたって貢献したことを讃えられ、IDA(アイルランド政府産業開発庁)により特別表彰を贈られました。同国南部のコーク市郊外に生産拠点や欧州本社を置くことで、現在も約6000人を雇用していることが主な理由です。

それに関連してIDAのマーティン・シャナハンCEOと対談した場にて、今後Apple Watchを予防医療に活用することを示唆した発言が報じられています。クック氏はApple Watchにより心臓の異常を発見したユーザーがいると述べ、このデバイスがAFib(心房細動)を検出することを助ける機能に言及しました。

その上で症状が手遅れになるまで気づかない場合があると指摘しつつ、「予防策を講じるというシンプルな考えを取り入れて、テクノロジーと医療が交差する分野をもっと見いだすことができると思います。そうすれば、私たち全ての人生はより良くなるでしょう」として、予防の重要性を強調しています。

さらにクック氏は世界でもトップクラスに医療費が高い国の一員として、日常生活へのヘルスケア技術導入が「劇的に、おそらく根本的に」医療費を削減できると主張。そして「医療費のほとんどは、十分に早期に特定されなかったケースに費やされます。しばらく時間がかかりますが、私たちが今進めていること-現時点では話せませんが-は、私に多くの希望を与えてくれます」と語り、Apple Watchの新機能あるいは未発表の製品が予防医療に関連するものとにおわせています。

クック氏がアップルの次なる市場として健康関連産業を目指しているのは、すでに昨年の初めに示唆されていたことです。もっとも予想された多数の医療関連サービスは1年後の今なお発表されていませんが、「人類に対する最大の貢献」との意気込みだけに、万全の準備を整えているのかもしれません。

また、アップルは従業員向けの医療施設を通じて、スタッフに無料の遺伝子検査サービスを提供しているとも報道されていました。その目的が健康上の問題を早めに発見して病気になる可能性を減らすことであり、「リアクティブ(症状が出てからの治療)からプロアクティブ(症状が出る前からの予防措置)」と表現されていましたが、そちらもアップルの未発表製品や次期Apple Watch(ないしwatchOS)の新機能に関わる可能性もありそうです。

そうした予防医療に加えて、クック氏はAR(拡張現実)にも「ワクワクしている」と言及しました。「私の考えでは、それは次の大きなものであり、私たちの生活全体に浸透するでしょう」とした上で「それは人々を孤立させないものだと思います」と語っており、ARが人と人とを繋ぐ架け橋になるとの展望も述べています。

クック氏がARに思い入れが深いことは何度も報じられていますが、アップル純正ARヘッドセットは「2022年まで発売されない」との噂も伝えられています。数年越しに膨らんでいる期待だけに、しぼまないうちに具体的な製品の発売を望みたいところです。

 
新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

 

関連キーワード: AFib, apple, applewatch, ECG, health, healthcare, timcook
0シェア
FacebookTwitter