中国、新型コロナウィルス感染440人超、死者9人に。ヒトからヒトへの感染報告も

1700人以上に拡大している可能性も

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年01月22日, 午後 05:50 in Medicine
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Reuters / Huffpost
中国の武漢市で発生し、猛威を振るっている新型コロナウィルスによる肺炎の症例はこの数日間で劇的に感染を増やし、感染者は400人以上、死者も9人を数えるに至りました。さらに中国の保健当局はこれまで確認されていなかった人から人への感染が「間違いなく確認された」と述べています。世界保健機関(WHO)は1月22日に緊急会議を招集し、対応策を協議するとしています。感染者は日本を含む周辺国でも見つかっており、日本の厚生労働省は武漢市から帰国もしくは入国した人に対して、もし咳や発熱等の症状があれば検疫官に自己申告するよう呼びかけています。また中国は春節の時期に入っており、人の移動が活発化しているため、さらに感染が広まることが懸念されています。

武漢市での新型コロナウィルスの発生は12月ごろから始まっており、当初は武漢にある水産物/動物市場を起点として広がり始めたとされます。武漢の役所は1月1日に市場の閉鎖命令を出したものの、1月11日には感染者数は41人に増えていました。ただ、この時点では感染者はいずれも市場に深く関わっている人たちに限られており、ヒトからヒトへの感染は確認されませんでした。

ところが、ここ数日で感染者が出た地域は武漢から南の広東省や、北京、上海、深センに拡大しており、当初は症例ゼロだった医療関係者も、少なくとも14人の感染が確認されるに至っています。この医療関係者への感染はたった1人の感染者から拡がったとみられており、当局はスーパースプレッダーと呼ばれる感染力の強い患者をいかにコントロールするかが対応の鍵になるとしています。

ArsTechnicaによれば1月21日の時点で中国当局が発表したトータルの感染者数は218人に急増したとしています。さらにCNNは1月22日に感染者数が300人を超えたと伝えたほか、インペリアルカレッジ・ロンドンの研究者はすでに1723人以上に感染が拡大している可能性を報告しています。

武漢市当局は、市を訪れている旅行客が市外へ出ないよう措置を講じ、公共の場では人々の体温モニターなども実施するとしています。また新型のコロナウィルスは生きた動物や海産物を扱う市場から広がった可能性が高いことから、警察当局は生きた家畜や海鮮品を乗せて武漢を出入りする車の監視を強めています。

ちなみに、この新型ウィルスの主な症状は、発熱、咳、胸の圧迫感、呼吸困難とされます。年末から年始にかけて武漢周辺を訪れ、帰国後にこのような症状が出ているなら、中国帰りと申告の上早めに受診されることをおすすめします。

ちなみにCNNは、Netflixは中国でのコロナウィルス感染拡大を受けて、インフルエンザの拡大防止に取り組む人々を追うドキュメンタリーシリーズ『Pandemic』を配信リストから削除したと報じました

 
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