Wiiリモコン特許侵害訴訟、任天堂の逆転勝訴。約11億円の損害賠償が取り消し

しかし任天堂法務も常勝無敗ではありません

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年01月22日, 午後 02:50 in game
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Reuters / Issei Kato

米ダラスの連邦裁判所は、任天堂のWiiリモコンに対して起こされた特許侵害の主張は無効であるとの判決を下しました。

これにより2017年に下された1010万ドル(約11億円)の損害賠償支払い判決が覆され、任天堂が逆転勝訴したことになります。この裁判は、2013年にiLife Technologies Incが米任天堂に対して提起した、Wiiリモコンが同社の6つの特許を侵害しているとの訴訟から始まりました。それら6つのうち5つは、米国特許商標庁が2016年に無効と判定しており、残り1つが争われていたかっこうです。

主に訴訟の根拠とされたのは、人の転倒をモーションセンサーで検出する技術により、 乳幼児突然死症候群(何の予兆や既往歴もない乳幼児が突然死にいたること)を防ぐという特許です

これをiLife社は他のアプリにも応用できるとして提訴し、Wii販売台数を3600万台として1台あたり4ドル、総額1億4400万ドルもの損害賠償を請求しました。これに対して任天堂は特許の説明文が正しく書かれていないとして無効と主張した末に、一度は1010万ドルの支払いが命じられていたしだいです。

iLife社はFitbitやUnderArmourに対しても同様の特許訴訟を起こしていますが、どちらも結局は取り下げられており、おそらく和解したと推測されます。それに対して任天堂は上訴し、戦い抜いて勝訴を勝ち取ったわけです。

Wiiリモコンは他にも何度か訴訟を起こされており、かつてCD-iを共同開発したフィリップスにも訴えられています。こちらは英高等法院にフィリップスが主張した3つのうち2つの侵害が認められ、和解にいたりました。つまり実質的には任天堂の敗訴であり、任天堂法務部といえども常勝無敗ではありません。
 
 

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