ソフトバンク元社員が逮捕、ロシアに機密情報漏えいの疑い。ソフトバンクは機密持ち出しを否定

スパイに情報を渡した?

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年01月26日, 午前 06:50 in Security
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Engadget
ソフトバンク元社員の荒木豊容疑者が、警視庁公安部に不正競争防止法違反容疑で逮捕されました。公安部は荒木容疑者が在日ロシア通商代表部職員に機密情報を渡した疑いがあるとして調査しています。報道によれば、荒木容疑者は2019年2月19日にソフトバンク社内のサーバーにアクセスし、機密事項に該当する営業秘密情報など2点をコピーし持ち出したとのこと。荒木容疑者にはロシア通商代表部の現職と元職員(すでに帰国)の2人が接触しており、警視庁は外務省を通じて2人を出頭させるようロシア側にさせるよう要請しています。

一方、ソフトバンクは逮捕の報道を受けてリリースを発表し、元社員の逮捕について「多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」としたものの、元社員が持ち出したのは作業文書などで「機密性の高い情報は一切含まれていない」と、報道される内容を一部否定しました。

さらにソフトバンク社内での検証では、今回の件に関してシステムやネットワークに対して外部からの不正アクセスや不正プログラムを使った形跡は検知しなかったと述べています。

荒木容疑者は2017年4月より「テクノロジーユニットモバイル技術統括モバイルIT推進本部無線プロセス統括部長」として通信設備構築プロセスの効率化に携わったものの、それ以降の人事情報には名前が出ておらず、2019年12月中旬に懲戒解雇されたと伝えられています。

また役職名からは、荒木容疑者がソフトバンクの取引先に関する情報やユーザーの個人情報、その他通信の秘密に関わる情報を持ち出せる立場だったかまでは推測できませんが、一部の情報では荒木容疑者は機密性の高い情報へのアクセス権限を持たなかったとされています。

ソフトバンクは捜査当局からの要請に対し全面的に協力していくとしました。

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