スマホ以外にも導入進むワイヤレス充電、古河電工がEV向けで新方式

電界式を2025年頃に実用化

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2020年01月27日, 午後 01:00 in ev
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古河電工は、電界共振結合方式を使ったワイヤレス充電で4.7kWの電力伝送に成功したと発表しました。古河電工は同技術を電動式マイクロモビリティなどの充電に活用するとしています。

「電界共振結合方式」は、複数あるワイヤレス電力伝送方式の1つです。特徴は、金属異物を加熱しない点。また、磁界共振結合方式に比べて共振用コイルを小型化でき、受電側を軽量化できるメリットもあります。これまで、原理的に大電力の伝送には不向きとされていましたが、構造を見直すことで、9.5cmの距離で4.7kWの高効率な伝送を実現したといいます。

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実験の概要は下記の通りです。

・伝送電力:4.7kW(連続)
・カプラ効率:94%(強制空冷時)
・伝送距離:95mm
・カプラ部(冷却ファン除く)、サイズ:H480mm x W480mm x D100、 重量:約4.3kg
・電源:13.56MHz・水冷・AB級・5kW級RF電源(市販品)

今後も小型化・高効率化・大出力化を目指すほか、GaN(窒化ガリウム)を用いた高周波電源の開発にも取り組み、2025年頃の実用化を目指すとのこと。

EV向けのワイヤレス充電技術は各社が研究開発を進めており、イギリスではEVタクシーにワイヤレス充電技術を搭載する実証実験なども行われています。ガソリン車の給油に比べて充電に時間がかかることが難点とされるEVですが、街の駐車場など至るところでEVをワイヤレス充電できるようになれば、既存のガソリン車を超える利便性を実現できるかもしれません。
 
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関連キーワード: ev, mobility, transportation, WirelessCharging
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