737MAX工場に住み着くハヤブサへ立ち退き要請。生産停止で外へ出られず衰弱の恐れ

格納庫に入ってくるハトを捕食していました

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年01月29日, 午前 09:50 in Transportation
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REUTERS/Lindsey Wasson

ボーイング737MAXは数百人が命を落とすことになった2度の事故のあと、飛行禁止の措置が継続しており再び飛行するための承認は2020年半ば以降まで降りないと予想されます。ワシントン州レントンにあるボーイングの組立工場も737MAXの組立てが保留状態になっており、その工場に住み着いているハヤブサは住処を追われそうになっています。737MAXが組み立てられるレントン工場では、およそ4年前からハヤブサが格納庫内の高所の梁に巣を作り住み着いています。通常、野生のハヤブサは屋内に巣を作ることはないと、地元の猛禽類専門家バド・アンダーソン氏は述べています。

このハヤブサは、格納庫内に入って来たハトやムクドリなどをエサとして捕らえ、また外へ出て狩をして帰ってくることもありました。ボーイングの従業員はハヤブサの巣をを見つけて以降もそれを除去することはなく、清掃業者を雇って巣の下にたまる糞をきれいにして作業環境の衛星面を維持し、従業員の健康を損なわないようにしていました。

しかし最近になって、この巣からヒナが落下し、格納庫の床の上を這っているのが見つかりました。高所から落ちたヒナは胸骨を骨折しており、最寄りの野生動物保護センターへ収容されました。その後、さらに2羽のヒナが見つかり、いずれも同じセンターに搬送されています。

自然保護団体の全米オーデュボン協会によると、ハヤブサは狩りの際は時速200mph(約320km/h)もの高速で飛行することができます。しかしボーイングのハヤブサは、工場が稼働しない日が続いて飢えている可能性が懸念されます。

ボーイングの従業員も、野生動物の専門家も、いまやこの巣に住むハヤブサが外の世界に住処を移す時が来たと考えています。アンダーソン氏はハヤブサを追い立てて格納庫から出し、扉を繁殖期の3月まで閉めて戻って来れなくすれば、新たな場所に巣を作ってもう戻ってこないだろうと述べました。

ハヤブサは巣から追い出したり、捕獲して遠くで放したりしても巣に戻ってくる可能性が高いとされます。しかし、飛行機の組み立てが止まり、扉が閉まっているいまは、ハヤブサが外に別の巣作り、そこに住み着くようにするチャンスかもしれません。

 
 

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