ヤンマーが「揺れない高速船」の技術を取得。波の衝撃をサスペンションで緩和

荒波を乗りこなす双胴船

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年01月31日, 午後 07:30 in technology
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マリンサスペンションボート
ヤンマーは、オーストラリアのNauti-Craft社から「マリンサスペンション」の技術を取得する契約を結んだと発表しました。

マリンサスペンション技術は、その名の通り海洋上で船の揺れを抑える油圧サスペンション技術です。スキー板のように細長い双胴船の上に人が乗る客室部分を取り付けたような形状で、海に接する2つの細長い船体「デミハル」は油圧機構によって前後に動きます。海洋上で波が当たるとその動きに応じてデミハルが稼働し、まるで波の上を歩くかのように安定して航行します。



Nauti-Craft社はこのマリンサスペンション技術を研究開発している会社で、船舶メーカーなどに特許を提供することで収益を得ています。ヤンマーでは、同社と2016年から提携しており、2018年に横浜で開催された船舶の展示会ではマリンサスペンション技術のコンセプト船を展示していました。

今回の契約により、Nauti-Craft社はヤンマーの研究開発部門にマリンサスペンション技術を提供。ヤンマーはこの技術を搭載した"揺れない高速船"の量産化に向けて技術開発を進めることになります。

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