iPhoneやiPadが合体できるMacBook型ドック開発?アップルが特許を申請

PowerBook Duoという先例もありました

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年02月2日, 午後 08:05 in apple
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Apple/USPTO

近年のiPhoneやiPadはノートPCに匹敵するかそれ以上の処理能力を備えていますが、単体では操作がタッチパネルに限られていることもあり、全ての作業が行いやすいわけではありません。

そうしたニーズに応えるように、アップルがiPhoneやiPadをドッキングさせてMacBook Proのように使えるドックの特許を申請していることが明らかとなりました。アップルが米特許商標庁(USPTO)に申請した「Electronic accessory device(電子アクセサリーデバイス)」と題された特許は、「携帯コンピューティング機器の有用性を拡張および拡大するために利用可能な電子アクセサリーデバイスについて説明する」との概要が説明されています。

かつてアップルは「ふだんはモバイル機器、ドックに挿せば別もの」という機器を発売したことがあります。それが92年から登場したPowerBook Duoシリーズであり、単体では小さく軽く作られたサブノート型のMacで、折りたたんで「Duo Dock」に接続すればデスクトップPCとして使えるものでした。

添付された図面の1つには、MacBook Proのようなデバイスが描かれつつも、本来はトラックパッドに当たる箇所がiPhoneを挿入するスロットに置き換えられています。また別の図面では、通常はディスプレイがある場所にiPadをはめ込むスロットがあるかたちです。コンセプトとしてはNexDock 2にも似ていますが、こちらはより緊密な一体感がうかがえます。
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このデバイスは一見するとMacBook Proのフォームファクターを備えていますが、特許文書ではiPhoneやその他の「ホストデバイス」(本体)にとっての「アクセサリーデバイス」に過ぎないとのことです。あくまで周辺機器であり、それ単体で使えるコンピューティング機器ではないと強調されています。

そうしたアクセサリー側は「データ処理リソースが限られているか、全くない場合がある」すなわちプロセッサ非搭載もあり得るとのこと。その代わりノートPCのようにディスプレイやキーボードを含められるとも述べられています。

さらに「メモリリソースを含めることができる」すなわち増設メモリも内蔵できるほか「グラフィック処理ユニットやGPUなどの補助処理リソース、または携帯コンピューティング機器の機能をサポートできるその他の処理リソースを提供できる」とのことです。

そうしたリソース利用を可能とするため「アクセサリデバイスとホストデバイスを通信しやすくするようポートなどの接続機構を含むことができる」とされています。上記のPowerBook Duoでもドッキング用のコネクターが設けられており、様々なリソースへのアクセスを実現していました。

アップルのような大手ハイテク企業は毎週のように多くの特許を申請しており、そのうち製品化にこぎ着けるものはごく一部に過ぎません。とはいえ、もし実現すれば、最新iPhoneのありあまる処理能力を活かしながらMacBook Proのような大画面で作業ができることになり、魅力的な選択肢となりそうです。
 
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