何時間も飛ばせるゴム動力ドローン開発中

警備関連での活躍に期待

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月4日, 午前 08:00 in Robots
103シェア
Breuer Lab/Brown University

小型の一般向けドローンの多くは、だいたい30分以上長くつづけて空中を飛ぶことができません。しかし、研究者はそのドローンを長く飛ばすための」(バッテリー容量を増やす以外の)方法を知るために自然から学びました。

米ブラウン大学とEPFLの研究者は、鳥の着想を得た翼設計により、安定性を損なうことなく同等の重量(約100g)のドローンに比べ4倍も飛ぶことができるドローンを実現しました。ドローンとは言いつつ、その形状は昭和世代なら懐かしいかもしれないゴム動力式プロペラ飛行機にそっくり。ただ、もちろんゴムは使っていません。

通常、航空機などの翼は気流を翼に密着させて空気抵抗を減らす形状をしています。しかし、研究チームが開発したドローンは鋭く完全にフラットな形状を持ち、気流を分離する設計になっています。この翼では空気力学的な効率は低下するものの、翼を大きくすることでバッテリーを仕込むための十分な厚みを持たせつつ十分な揚力を得ることができるとのこと。

研究チームは風洞を使った試験を行っているものの、これはあらゆる方向の風を受ける場合に現実的な環境ではありません。ただ、まだ屋外での適切な飛行試験を行うまでにはまだしばらくの開発が必要とのこと。現在チームはこのドローンのデザイン特許を取得する作業を進めており、さらに手を加えていく予定です。

うまくいけば、ミニドローンが数時間も連続で飛行することが可能になるまでそれほどの歳月を要しないかもしれません。そしてドローンの長時間飛行が可能になれば、建物の内外の見回り監視や24時間体制を必要とする警備関連の業務などで省力化が可能になるかもしれません。


ちなみに、スタンフォード大学では本物のハトの羽根を使い、乱流内でも安定した飛行が可能なドローンを研究しています。こちらも飛行機タイプですが、ホバリングを必要としない用途ではマルチローター型よりもこうした鳥の形状に近いドローンのほうが将来的に活躍するようになるかもしれません。

TechCrunch 注目記事「新型コロナのソーシャルディスタンス(社会的距離戦略)を強力に支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

TechCrunch Japanへの広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com まで。媒体概要はメディアガイドをご覧ください。

関連キーワード: biomimicry, brown university, drone, epfl, gear, microdrone, robots, science, uav, video
103シェア

Sponsored Contents