心房細動を検出できるAIが開発される。99%の検出率謳う

早期発見に役立ちます

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2020年02月5日, 午前 05:00 in healthcare
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Eko2020年1月28日(現地時間)、医療機器メーカーのEko社は、同社が開発した心房細動を検出するAIと電子聴診器を用いた心疾患のスクリーニングプログラムが、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けたと発表しました。

Eko社は電子聴診器の開発・製造を行っている企業です。2015年に聴診記録を専用アプリで解析する電子聴診「Eko Core」を開発し、2019年には、心音から心臓弁膜症などの心疾患を診断する機能を新たに追加した「Eko DUO」を発表。今回、この「Eko DUO」に新たに「心房細動」を検出するAIを搭載し、心疾患に対して幅広く対応できるようになりました。

心房細動は心房という部分が不規則に動いてしまう症状で、慢性化すると心臓のポンプ機能が低下し、心不全などの心疾患につながります。慢性化する前に早期発見することが重要ですが、心房細動の発見は簡単ではなく、「European Heart Journal」によると、初期診断での検出は43%といわれています。しかしEko社によると、Eko DUOを用いて診察した場合は99%の感度で心房細動を検出できるとのこと。

具体的な診察方法は、まずEko DUOで心音を測定して心電図と心音図を作成。このデータを専用のアプリで識別したのちに、AIを使って心疾患のスクリーニングを行うという手順です。使用するのはEko DUOとアプリをインストールしたタブレットやスマートフォンだけ。高精度のスクリーニングが手軽に行えることが最大のメリットです。


FDAに承認されたことで、まもなく医療現場にも展開することが考えられます。これは心房細動の早期発見にもつながりますので、そのうち日本の医療現場でも多く使われるようになるかもしれません。
 
 

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