ダイソンのヘッドホン型空気清浄機、特許出願内容が明らかに

口の前に扇風機があるイメージ?

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2020年02月5日, 午後 01:50 in wearables
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Dyson wearable air purifier
ダイソンが英国で出願したウェアラブルな空気清浄機の特許情報が英国特許庁で公開されました。2018年11月に、特許を出願したと報じられていたものの詳細になります。


ウェアラブルな空気清浄機としては、首掛け式のものなどが市販されていますが、ダイソンの空気清浄機はヘッドホン型。実際にヘッドホンとしての機能も備えます。

イヤーカップ部に35~40mmのファンがあり、10000~12000rpmで回転。毎秒1.4Lの空気を取り込みます。フィルターを通して濾過された空気は、口・鼻の前に位置するノズルから排出される仕組みです。

通常のマスクのように口と鼻を完全に覆っているわけではなく、マスク特有の息苦しさはなさそうです。外部から濾過されていない空気が入り放題になりそうですが、勢いよく空気を排出することで外気を遮断できるとのこと。かえって息苦しくなりそうなイメージもありますが、うまく考えられているのでしょう。

ただ、マスクと言えば、外気をろ過するだけではなく、装着者自身がくしゃみなどでウィルスをまき散らさない役割もあります。残念ながらこちらへの言及はなく、マスクを完全に代替するものでなさそうです。

ちなみに、このフェイスガードのようなノズル部分ははね上げることも可能。その際の見た目は、通常のヘッドホンと変わりません。

Dyson


また、耳元でモーターが回転しているのは、うるさくて仕方がないのではと心配になりますが、モーターの周波数成分は、アクティブノイズキャンセルを搭載することで相殺できるとしています。

なお、ダイソンのウェアラブル空気清浄機に近い「Atmōs」が、すでにCES 2020で発表されています。

Atmōs


耳の下の部分からファンで空気をファンで吸い込む構造は同じですが、ダイソンが直接空気を鼻と口に吹き付けるのに対して、Atmōsは、着用者の鼻と口の前にエアカーテンのように高圧の層を作り出すことで外気を遮断するとのこと。こちらのほうが息苦しさはなさそうですが、見た目のスマートさではダイソンに軍配が上がりそうです。

あくまでも特許を出願しただけなので、これが必ずしも製品化されるとは限りませんが、口と鼻をふさがず、すぐに跳ね上げられる構造は、顔認証との相性も良さそうです。ぜひとも、製品化を実現して欲しいところです。

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