メキシコUber、感染拡大防止のため約240人のアカウントを一時停止

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年02月4日, 午後 06:00 in china
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SIPA USA/PA Images

中国の武漢市を中心に発生した新型コロナウイルスの感染拡大に対して、最も重点が置かれているのは「感染したかもしれない人物を特定すること」でしょう。

そうした対応の1つとして、ライドシェアリング会社のUberが、感染した可能性のある2人のドライバーの車両に搭乗した約240人のアカウントを一時的に停止したとの声明を発表しました。同社のメキシコTwitterアカウントに投稿された声明によると、一時アカウント停止とされたユーザーらはコロナウイルスに感染した乗客を乗せた2人の運転手の車両を利用したとのことです。記事執筆時点では、メキシコにてウイルスに感染した症例は確認されていません。
そしてメキシコシティの保健省は、問題の「感染した乗客」は米国当局からの情報に基づき、ロサンゼルスからメキシコに運ばれていたことが確認されたと述べています。さらに同省は、乗客と関わったホテルの職員や運転手のうち、接触してから10日以内に症状を発症した人はいないとも付け加えています。

Uberが迅速な対応および保健省への情報提供に踏み切ったのは、感染拡大を防ぐうえでは適切な対応といえるでしょう。が、その反面では感染リスクに晒された人々が簡単に特定される上に、本人に不注意や落ち度がなくてもアカウント停止という不利益を被る可能性を意味しています。

新型コロナウイルスの影響は、その他の企業にも着実に広まっている最中です。特にアップルは2月9日まですべての中国本土すべてのオフィスと店舗などを閉鎖すると発表し、その大手サプライヤーであるFoxconnも工場閉鎖が長引いた場合はiPhoneの出荷に「大きな」混乱を生じる可能性があると噂されています

Uberの対応は、アジア出身者への嫌悪感を持つという理不尽な反応と違って「感染の疑いある運転手の車両への乗車履歴」という正当な根拠に基づいた合理的な措置とはいえます。ともあれ、今回のように有効な治療薬やワクチンが見つかっていない感染拡大が起こったさいは、不特定多数が利用するサービスの利用は慎重になった方がよさそうです。
 
 

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