AirPodsシリーズ、しばらく品薄か。中国サプライヤーの生産再開に不安のうわさ(日経報道)

数万人の労働者の検疫をするのも大変そう

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年02月7日, 午後 12:00 in apple
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AirPods
アップルのAirPodsシリーズは完全ワイヤレスイヤホン市場の70%以上もの収益を上げたと推測され(2019年時点)、今年も昨年を上回る成長が見込まれています。

そうした絶好調のなか、新型コロナウイルスが感染拡大した影響により、ほとんどの生産を担う中国サプライヤーが2週間営業を停止せざるを得なかったこともあり、今後しばらくは品薄になる可能性があると報じられています。Nikkei Asian Review報道によると、アップルは急増するAirPods需要に対応するため、サプライヤーに今年上半期に最大4500万台の生産を発注したとのこと。しかし、AirPods組み立ての主要メーカーであるLuxshare-ICT、Goertek、およびInventecは旧正月の初めから閉鎖されており、操業を再開するのは週明けの月曜(10日)の予定と伝えられています。

そして3社ともAirPods組み立てに必要な材料や部品は2週間分の在庫を持っているものの、追加のサプライ品を受け取るためには中国全土にある部品メーカーが稼働を再開するのを待たねばならないとのこと。そうした事情から、最初の週の生産稼働率は50%ほどの可能性がある――そうした複数の情報筋の見解が述べられています。

さらなる懸念材料は、3社に部品を供給する部品メーカーがスムーズに生産再開できるか、ということです。すなわち主要組み立てサプライヤーの2週間分の在庫が切れた後、そちらが間に合わなければ大きな支障が予想されるわけです。

それに加えて中国全土では多くの都市で旅行制限が敷かれているため、工場での労働力不足が予測され、それにより生産の再開率が低下する可能性があるとのことです。そうした移動制限がクリアされても、サプライヤー側は何万人もの従業員がウイルスを持ち帰ることを恐れて、生産再開を早めることには慎重にならざるを得ません。労働者や工場全体を検疫する必要もあり、そちらも生産の妨げになるとの予想も語られています。

昨年末、AirPodsサプライヤーはベトナムでの生産を拡大する動きが報じられていました。が、米中の貿易摩擦が緩和している潮流のなか、アップルは東南アジアにの生産拠点を移動することを急いでおらず、今なおAirPodsの大半は中国で生産されています。

それでも緊急時ならば一時的に増産を......とも考えられますが、ベトナム政府はウイルス拡散を防ぐために中国国民の入国を禁止しています。つまり中国のAirPodsサプライヤーは現地工場にマネージャーやその他のスタッフを派遣することもできず、ベトナム生産への切り替えもままならない事情があります。

現在AirPods Proはアップル公式オンラインストアでお届け予定日が3月11日~、つまり1ヶ月以上待ち。しかし上記記事によれば完成品のほとんどはアップルのオンラインおよび直営店で予約済みとされており、その他の店舗で買うのはしばらく難しいかもしれません。

 
 

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