Google マップ、15年目の大幅刷新。スマホ版で列車情報やARナビを拡充

ハンバーガーボタンがついに消える

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年02月7日, 午後 02:45 in google
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今年2020年で15年目を迎えた「Google マップ」が7日、スマホ版アプリ(Android/iOS向け)の大規模なアップデートを行いました。アプリの新しいデザインと新機能は、7日よりユーザーごとに順次追加されていきます。


アイコンは地図をモチーフとしたものから有名な「ピン」のデザインに刷新。Googleのロゴの4色はピンの中に取り込まれています。機能追加では鉄道などの公共交通機関の情報拡充と、ARナビ機能の更新が目玉となっています。

Google マップ

さらにメニューも整理され、3本線ボタンの「ハンバーガーメニュー」は廃止されています(ハンバーガーメニューを開くための二本指操作はAndroid 10のナビゲーションと競合するため、OSと釣り合いが取れるように整理されたというのが実際でしょう)。

メニューは画面下部に5つのアイコンが並ぶタブ形式で、新たに2つの機能タブが加わっています。1つはマップに保存したスポットとリストを一覧できる「保存済み」タブで、もう1つはマップに口コミを投稿する「投稿」タブ。ほかの3つはGoogle マップのメイン画面「スポット」タブ、ルート検索の「通勤」タブ、地域のトレンド情報などを紹介する「最新」タブとなっています。

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■電車・バスの情報が大幅に強化

Google マップではユーザーの位置情報や口コミをクラウドに収集してマップに反映していますが、今回の更新では乗り換え案内の中で使える機能が大幅に強化されます。

乗り換え案内機能ではこれまで多くの都市で列車やバスの到着予定時刻や温度、混雑情報などを確認する機能がすでにそなわっています。今回、それに加えて車内の温度(ユーザー投稿による体感温度)、アクセシビリティ(障害のある人への補助やバリアフリー設備の有無)、女性専用車両、セキュリティ(監視カメラなど)といった情報が追加されます。さらに、日本だけの機能として、「より座りやすい車両」を使えるように車両編成の情報も加わっています。

公共交通機関の新機能は、ユーザーから収集したアンケート情報などをもとに、3月より提供が開始されます。
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■AR案内「ライブビュー」機能に情報追加

昨年2019年にリリースされたAR徒歩ナビ機能「ライブビュー」。今回のアップデートでは、この案内がより親切な内容になります。当初の仕様では目的地の方向に大きな青い矢印を表示して、歩いていくという内容でしたが、新しいバージョンではまず目的地に大きなピンが表示されて、自分の位置からの距離も分かるようになります。たとえば地下鉄の駅を出たときに、どちらの方角に目的地があるのかキョロキョロしなくても分かるようになります。

ライブビューのアップデートは、Googleいわく「今後数か月にわたって、ライブビューを拡張し、新しい機能をテスト」するとしています。
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今回のアップデートは、奇しくもライバルAppleがマップ機能を米国で大幅に刷新した1週間後に、Google マップがさらに便利になる更新を実施した形になります。これはGoogle マップがそのユーザーを奪われず、マップアプリの覇者を維持するための有効打になるかもしれません。

 

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