ビル・ゲイツ、環境に優しいスーパーヨット「Sinot Aqua」を発注。水素燃料電池で長距離航行可能

約6億4400万ドル(約707億円)

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月10日, 午後 05:45 in Transportation
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Sinot

マイクロソフト創業者で大富豪。ビル・ゲイツ氏が環境に配慮した水素燃料電池システムで航行するスーパーヨット、Sinot Aquaを発注しました。

約6億4400万ドル(約707億ドル)、全長約113mの巨大な船には
5つものデッキがあり、14人のゲストと31人の乗組員が乗り込めます。そして液体水素タンクからの燃料供給で2基の1MWモーターを駆動します。
2本のタンクには冷却した液体水素28トンを蓄えることができ、最高速度は約32km/hとゆっくりなものの3750マイル(約6035km)を燃料補給なしで航行できます。

Sinot Aquaは非常用のバックアップ動力としてディーゼルエンジンを搭載しているため、完全に環境に配慮した船とまでは言いきれないかもしれません。とはいえ水素ステーションを備える港というのもそれほど多くはないと考えられ、いまは安全のためにもディーゼルは必要でしょう。Sinot Aquaは2024年以降に納品される予定です。

ビル・ゲイツ氏は世界で2番目の大富豪とされますが、実はこれまでこのような船を所有したことはなく、レンタルの常連客だったとのこと。過去には3億3000万ドル(約363億円)のプライベートスーパーヨットSereneでイタリア・サルデーニャの海で休暇を過ごしていたこともあるそう。

今回の投資は、ゲイツ氏の環境保護への思いを示すものと言えるかもしれません。ただ、それだけのお金を、これまで持っていなかった自身のヨットに投じるのなら、むしろ電気自動車や水素自動車の開発プロジェクトや充電/水素インフラ整備に投資するほうが、よりゲイツ氏の理想に世の中が近づいて行くような気はしないでもありません。ちなみにビル・ゲイツ氏は、コロナウイルスへの取り組み支援に1億ドル(約109億円)を寄付しています。

 

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