SpaceX、5月にもCrew Dragon宇宙船初の有人飛行へ。ISSへのドッキング含むDemo-2ミッション

NASAは飛行士2名を任命済み

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月11日, 午後 12:30 in Space
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SpaceX

SpaceXが、5月7日を目処として宇宙船Crew Dragonの初の飛行士搭乗での打ち上げ試験「Demo-2」を行う予定だと、技術系ニュースサイトArsTechnicaの記者Eric Bergerがツイートしました。ただし日にちは技術面以外の理由からまだ流動的で、早ければ4月上旬、遅ければ5月下旬にまで前後するとのこと。SpaceXは宇宙船Crew Dragonに実際に飛行士を乗せて打ち上げる準備を着々と進めています。2019年3月には無人でISSへ物資を届けるのに成功しました。当時搭乗していたのはSpaceX製のスーツを着込んだマネキン"Starman"だけでしたが、その後も実際に飛行士が乗り込んでの打ち上げを目指して必要なステップをこなしています。

この1月には打ち上げの際のトラブルを想定した緊急中止~離脱プロセスの試験を終え、これによって打ち上げ直後の異常事態の際にはFalcon 9ロケットから人員を安全に地上に帰還させられることが証明されています。

Demo-2と呼ばれる有人飛行ミッションでは、Crew Dragon宇宙船にNASAの飛行士2名が乗り込み、ISSへのドッキングも予定されます。

現在のところ、宇宙船の開発は順調に進んでいると推測されます。そして今回の飛行士を乗せての打ち上げが5月7日に計画されるとの報せが正しければ、ロシア・ソユーズに頼らないISSへの人員輸送やその他のミッションでSpaceXが重要な役割を担うことになります。

ちなみにISSへの人員輸送を受け持つ民間企業はSpaceXのほかにボーイングもCST-100 Starliner宇宙船の開発でNASAと契約しています。こちらは2019年12月に初の無人飛行試験で軌道へと打ち上げられ、その後無事に帰還しました。

しかしそのフライトでは予定していたISSへのドッキングは見送られたほか、打ち上げ直後と地上への帰還を始める直前にもそれぞれソフトウェア上の問題による誤動作が出たと報告されています。問題の洗い出しと修正にはソフトウェアコードの総チェックが必要になるとのこと。関連するのかは不明ですが、ボーイングは旅客機737MAXでもソフトウェアの問題がいくつも見つかっており、今後の計画に遅れが出ないかが心配です。
 
 

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