NY-ロンドン4時間台で到着。BA機、猛烈な嵐「Ciara」が起こしたジェット気流に乗る

ヴァージン・アトランティックも2便が5時間切り

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月11日, 午後 05:00 in Transportation
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Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images

飛行機に乗っての旅行はいつもフライトの遅れがないかを心配するものですが、先週末のブリティッシュ・エアウェイズ、ニューヨーク~ロンドン便のボーイング747はこれ以上ない完璧な気流に乗ったことで、予定よりも1時間以上も早く目的地に到着してしまいました。乗客たちは到着後、逆に時間を潰すのに困ったかもしれません。

欧州北部を襲った猛烈な嵐「Ciara(キアラ)」の影響で発生したジェット気流は、ボーイング747の飛行速度を最大825mph(約1328km/h)にまで押し上げ、ニューヨークからロンドンへの最短亜音速飛行記録5時間13分よりもさらに短い4時間56分で着陸させました。これは予定時刻より80分も早い到着でした。旅客機がジェット気流に乗って速度を上げることは別に珍しいわけではありません。それは時短と燃料節約に非常に有効です。ただ、あまりに激しい気流だと機体の揺れも激しくなり、安全性にも影響が出かねません。ブリティッシュ・エアウェイズは安全性が確認できなければこのジェット気流にはのらなかったと説明しました。

同日にはヴァージン・アトランティック航空エアバスA350-1000もニューヨークからロンドンの2便で4時間57分と4時間59分を記録しており、恩恵を受けたのがブリティッシュ・エアウェイズだけではなかったことがわかります。むしろ、エンジンを2基しか持たないエアバスのほうが、スピードアップの度合いは大きかったかもしれません。

ちなみに、かつて就航していた超音速旅客機コンコルドは、1996年にニューヨーク~ロンドン間の飛行で最高速度1350mph(約2173km/h)、たったの2時間53分で到着した記録を残しています。コンコルドは衝撃波の問題や燃費、運用コストといった経済性の悪さから2003年で運行を終了しましたが、現在は次世代の、より環境に優しい超音速旅客機の開発が行われています

 
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