プエルトリコ政府機関がフィッシング被害。260万ドルを詐欺グループに送金

FBIと協力して調査中

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月14日, 午後 05:40 in Security
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Joe Raedle via Getty Images

プエルトリコ政府が、詐欺グループに260万ドル(約2億8500万円)以上を送金していたことがわかりました。とは言っても、これは政府が犯罪組織と結びついていたなど不穏な話ではなく、政府活動で使われる銀行口座の変更を装った偽メールによるフィッシング詐欺に引っかかってしまった...というのが真相です。

プエルトリコの財務長官Rubén Rivera氏は、業務上の送金に関する銀行口座変更を知らせるメールを受信し、政府機関が1月17日にそこへ送金してしまったとAPに述べました。どのようにしてフィッシング詐欺と判明したのか、それによって何らかの事業予算が不足したりといった影響があるのか、誰かの雇用が脅かされたかなどは明らかにされていません。

政府機関がメールに添付されたマルウェアでコンピューターを乗っ取り、ロック解除のために金銭を要求するランサムウェア被害に遭うケースはこれまでにもいくつかありました。しかし、政府機関がフィッシングに引っかかったという話はなかなか聞きません。

Manuel Laboyプエルトリコ経済開発商務長官は目下のところ、怠慢もしくは所定の手順を省略してフィッシング詐欺にかかってしまった原因を内部調査中であり、また振り込んだ資金を回収する努力を継続していると述べています。プエルトリコは不況が長期化しており一部行政サービスの削減なども行われました。そうしたところでの今回の失態は、金銭的にも信頼の面でも政府にとって大きな痛手かもしれません。Laboy氏は公的資金の管理を非常に真剣に考えており「大きな責任がある」と述べています。

フィッシングメールは、ニュースになるような大きな会社や機関だけでなく、誰の所にでも送られます。この出来事は、決して対岸の火事ではなく、ちょっとした気の緩みで誰にでも起こる落とし穴だということを我々も肝に銘じておくべきかもしれません。

 
 

 

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