新学期を延期した中国、小中高生1億8000万人を対象にネット授業をスタート

このスピード感は見習いたい

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2020年02月19日, 午後 12:30 in internet
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China online study
日本国内でも感染者が増加している新型コロナウイルス(COVID-19)ですが、中国ではこのウイルスの影響により、2月17日から始まる予定だった小中高校の新学期が延期されています。しかし、学校での授業に代わり、生徒が自宅で学習を継続できるよう、オンラインでの授業が一斉にスタートしました。その対象人数は、1億8000万人とのことです。

ウイルス感染の拡大を受け、中国の教育省は1月27日に新学期開始の延期を通知、さらに1月29日にはオンラインで授業を行う方針を打ち出していました。そこから1か月足らずでオンライン授業が開始となりましたが、授業教材などは、1から用意したわけではなく、すでにオンラインでの授業を取り入れていた北京大や上海大、中国人民大学などに付属の小中学校が協力しました。また、中国の主要なオンライン学習プラットフォームも学生向けの無料オンライン授業を提供しています。

中国では、10年ほど前からオンライン学習が普及していたとのことで、そのことも、今回のスピード対応に繋がっていると考えられます。

オンライン学習プラットフォームでは、教師が教材を追加したり、インタラクティブなやりとりも可能になっています。ただし、農村部などインターネットが普及していない地域や、貧困の問題でネットに接続できない学生にも考慮し、国営テレビを通じて関連授業の放送も行われるよう手配するとのことです。

この体制がいつまで続くのかは、ウイルス対策次第ではありますが、これを契機として中国のインターネット人口がさらに増加し、オンライン教育が拡大するのは想像に難くありません。

プライバシー問題など、負の面が取り沙汰されることの多い中国ですが、こうした新しいものを取り入れるスピード感は、見習うべきところかもしれません。
 
 

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