5Gモデム3世代目「Snapdragon X60」発表。ミリ波×サブ6 CAや5G音声通話をサポート

2021年発売のハイエンドスマホに搭載へ

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年02月19日, 午後 03:00 in 5g
0シェア
FacebookTwitter
Snapdragon X60
クアルコムは5Gモバイル通信向けの新型モデムチップ「Snapdragon X60」を発表しました。スマートフォンなどに組み込まれる5Gモデムとしては3世代目で、世界初の5nm設計を採用。より幅広い製品で使えるように機能が向上しています。

通信速度は下り最大7.5Gbps(前世代は最大7Gbps)、上り最大3Gbpsへと高速化。"5Gだけのネットワーク"(5G スタンドアロン/5G SA)では、サブ6周波数帯のピーク速度が2倍となることを約束しています。

世界各国の5Gサービスで使われている主要な5G周波数帯をサポートして、周波数帯を組み合わせて速度を向上させるキャリアアグリゲーション(CA)技術も主要な組み合わせに対応しています。つまりスマホに1つのモデムチップを搭載することで、世界中の5G通信サービスへ(少なくとも技術的には)対応できるようになり、国をまたいで使える5G通信サービスも実現しやすくなります。

キャリアアグリゲーションでは「ミリ波×サブ6」という、5Gで使われている2つの周波数帯の組み合わせを世界で初めてサポート。サブ6の中でも2つの通信方式(FDD方式とTDD方式)をまたぐ組み合わせのキャリアアグリゲーションも可能となっています。

Snapdragon X60

X60モデムに対応するミリ波向けアンテナモジュールQTM535も新発表のもので、これまでの製品よりコンパクトな設計となっています。

なお、X60モデムでは、従来のモバイル通信技術の4G LTE、3G(WCDMA、TD-SCDMA、CDMA 1xなど)、2G(GSM/EDGE)もサポートしています。

さらに、X60モデムでは5Gにおける音声通話技術「VoNR」にも対応します。クアルコムはVoNRへの対応について「世界のモバイル業界が5G スタンドアロンへの移行するための重要なステップとなる」とアピールしています。

Snapdragon X60モデムは2020年第1四半期に限られたスマホ製造業者にサンプル出荷されます。市販スマートフォンへの搭載は、2021年初頭発売のハイエンド製品から実現する見通しです。
 
 

 

TechCrunch 注目記事「新型コロナのソーシャルディスタンス(社会的距離戦略)を強力に支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]
関連キーワード: 5g, gadgetry, gadgets, mobile, modem, qualcomm, snapdragon x60, technology
0シェア
FacebookTwitter