地球平面論者、手作りロケットで自説証明に挑み墜落死

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Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2020年02月24日, 午前 10:25 in accident
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手作りの蒸気ロケットで宇宙空間まで飛び、地球が球体ではなく平面であることを証明しようと試みていた米国のマイケル「マッド・マイク」ヒューズ氏が、テスト飛行中の事故で墜落して亡くなりました。

ヒューズ氏は1956年生まれの64歳。リムジンドライバーとして生活する傍ら、自宅ガレージで廃品からロケットを制作し、宇宙まで飛ぶことで持論の「地球平面説」を証明する活動を続けていました。写真は2018年、カリフォルニア州のモハベ砂漠で自家製ロケットに乗り込み、高度 約570メートルまで到達した際のもの。この着陸時には軽い怪我でした。

墜落事故が起きたのは2020年2月22日。サイエンス・チャンネルが番組 homemade astronauts のため撮影しており、打ち上げから墜落までの様子を捉えています。




動画では打ち上げ直後にパラシュートと思われるものが脱落する様子、そのまま弾道飛行ののち、パラシュートを開かず大きな土煙を立てて落ちるまでが見て取れます。

高度は数百メートルほどで、とても宇宙まで行けるようには思えませんが、もともとこうしたテスト飛行でロケットの完成度を高めたのち、気球から発射することで必要な高度まで到達する計画でした。

ヒューズ氏は地球平面論者を自称し、NASAやそのほかの組織は秘密結社の陰謀の手先であり大衆を騙している、真実を暴くために宇宙空間まで到達して「証拠写真を撮る」と語ってはいたものの、本人が昔からの熱心な地球平面論者だったというわけではありません。

実際、2014年に自作ロケット初の打ち上げをしたのち、2015年にクラウドファンディングサイトのキックスターターで出資を募った「Mission Rock It! 1マイル有人ロケットジャンプ」では地球平面論云々の言及はなく、昔から有名になりたかった、蒸気ロケットでジャンプする世界記録を作りたい等が語られているのみです。このキックスターターでのキャンペーンは310ドル(約3万4000円)しか集まらず未達でした。

Mission Rock It! - Stage I "The 1 Mile Manned Rocket Jump" by Richard Chamberlin — Kickstarter

ヒューズ氏が地球平面論者に「転向」したのは、キックスターターの調達キャンペーンが失敗した2016年。地球平面説を証明するためと称して、いわゆるフラットアーサーのコミュニティから数十万円の資金を集め、2018年のテスト飛行を実施していました。

ヒューズ氏の広報担当者は、事故後の 米Buzzfeed によるインタビューに対して、本人も地球平面説は信じていなかった、話題作りのために「地球平面説」を利用して、地球平面論者のコミュニティから支援を受けていたと語っています。








 

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