Galaxy Z Flipで検証「大画面なのに小型」という価値──実機インプレ

2020年代の技術革新を体感

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2020年02月28日, 午後 12:20 in mobile
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auは、サムスン製の縦折りスマートフォン Galaxy Z Flipを本日(2月28日)発売しました。すでに初回引き渡し分は完了しているなど、auとしては想定通りの売れ行きのようです。

いざ実機に触ってみて感じたのは「軽い」ということ。7.3インチという大画面で、特殊な折り曲げ機構を採用するにも関わらず、iPhone 11の194gよりも軽量。サイズも薄さ7.2mm、横幅74mmと、一般的な大画面スマホと変わらず、折り曲げさえしなければ『普通のスマホ』という印象です。

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また、ディスプレイが縦長なことにも驚きました。アスペクト比(縦横比)は22:9で、縦長スマホとして知られるXperia 1の21:9よりも縦に長くなっています。

この縦長を活かせるのがマルチタスク機能で、上下に2つのアプリを並べても、一般的な端末に比べて表示領域を広く取れます。また、縦スクロールするWEBページやSNSなどを表示する際も、視認性は良好です。

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加えて、折りたたみスマホとして世界で初めて、画面の保護カバーにガラスを採用。厚さ1mm以下の極薄ガラスのため、ディスプレイの湾曲にしっかりと追従します。なお、ガラスの表面には樹脂層があり、傷はつきやすいとの報告もあります。


開閉の感じも懐かしのガラケーそのもの。片手で問題なく「パカパカ」っとできます。折り目は「目立たない」ということはないですが、あえて意識しなければ気になりません。

実用性はどうか

折りたたみスマートフォンのメリットは至ってシンプル。それは『大画面をコンパクトに持ち運べる』ということ。

Galaxy Z Flipもこのメリットの恩恵を受けており、縦に長い7.3インチの大画面にも関わらず、ジーンズのポケットにもすっぽり収まります。このサイズ感は、かつてのガラケーを彷彿とさせます。

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また、ヒンジの角度は無段階に調節可能。ビデオチャット時にはスタンド風に設置できます。さらに、カメラ機能などは折りたたみを前提にした独自のUIを採用しています。

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このように、『大画面をコンパクトに持ち運ぶ』という価値が、この端末の最大の特徴です。これは、2010年代では殆どのユーザーが経験できなかったもの。それをひと足早く体験できるという意味で、本端末の価値は大いにあります。

留意点も

と、書き連ねましたが、いくつか留意点もあります。税込17万9000円という価格は、いくら「折りたたみ」というギミックがあるとはいえ、一般ユーザーは購入しづらいでしょう。『大画面をコンパクトに持ち運ぶ』という前述の価値を十分に理解したユーザー向けの製品です。

SoCは1世代前のSnapdragon 855 Plusを採用。日本で3月に商用サービスが始まる「5G」にも非対応です。ただ、Snapdrgaon 855 Plusでも昨年(2019年)のフラグシップを上回る高性能ですし、5Gの立ち上がりも比較的時間がかかると予想される中、実用面ではあまり問題にならないでしょう。

また、FeliCaにも非対応のため、同機能を使いこなしているユーザーは、残念ながらメイン端末としては検討外となってしまいます。

とはいえ、2020年代のディスプレイ技術の新機軸を真っ先に体験したい──。そう感じているユーザーは、即購入すべきでしょう。

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