Google2020年2月27日(現地時間)、Googleは同社が提供している美術鑑賞アプリ「Google Arts&Culture」のコレクションに、フランスのショーヴェ洞窟を追加したと発表しました。

1994年に発見されたショーヴェ洞窟には260点もの動物画が描かれており、現存する中で最も古いとされる約3万2000年前の壁画もあります。しかし、現在は保護のために立ち入りが禁じられており一般の人は見ることができません。そこで、Googleはショーヴェ洞窟の代表的な壁画や洞窟内に残されていた先史時代の動物の骨などを3Dで再現しました。

この3Dモデルはユーザーが上下左右に好きに動かして鑑賞できます。もし洞窟に入れたとしても、壁画や歴史的遺産を自由に動かして鑑賞することは不可能。こうした「ありえない鑑賞」ができるのは本アプリならではの特徴です。

また、洞窟内部を3Dで再現した10分間のVR動画も公開しました。こちらはたき火やたいまつの光しかない薄暗い中で、ショーヴェ洞窟の代表的な壁画12点が鑑賞可能です。



洞窟内にはリアリティーをアップさせるためかクマが歩いており、妙な緊張感が味わえるのもポイント。VR動画はHTC VIVEとOculus Riftに対応していますが、VRセットがなくても動画は見られるので、一度その雰囲気を体験してみるのもいいでしょう。

Google Arts&Cultureはフランス・ヴェルサイユ宮殿のVRツアー動画を導入しています。この調子で美術品や歴史遺産がVRで体験できるようになれば、もう旅に出る必要はなくなるかもしれません。