将来のiPhoneはユーザーがバッテリー交換可能に?EUで法案準備中の噂

防水機能やスリムデザインが損なわれるという声も

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年02月29日, 午前 11:00 in mobile
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iFixit

iPhoneのバッテリーは、その劣化に応じたiOSによる意図的な低速化や、ユーザーが交換する上で修理業者や手段を選べる「修復する権利」をめぐる動きなど、何かと物議を醸しがちな存在です。

EUにて、そうしたiPhoneを含むスマートフォン全てのバッテリーを取り外し可能とするよう義務づける法案が提出される見通しとの噂が報じられています。オランダメディアのHet Financieele Dagbladは、EU内で販売されるスマートフォンの全てが取り外し可能なバッテリーを備えていることを義務づける法案をリークしています。この法案は3月に公式に提出される予定とのことです。

これまでiPhoneの内蔵バッテリーは一貫して取り外し不可能な設計となっており、経年劣化した場合もアップルストアないし認定サービスプロバイダに持ち込むことが奨励されています。最近では独立系修理業者にも門戸は開かれていますが、ユーザー自らが交換すればアップルの公式保証が無効となり、そもそも技術的にとても困難なことです。

もしもリークされた法案がEUで可決されれば、少なくともEU向けのiPhoneでは修理業者に頼ることなく、ユーザーがバッテリーを簡単に交換できる設計が必須とされるかもしれないわけです。

バッテリー取り外し方式への再設計は、ユーザーにとって必ずしも歓迎すべき事態になるとは限りません。米MacRumorsは、それに伴ってiPhoneが防水機能やスリムなデザインが失われる可能性があると指摘しています。

アップルとEUの「iPhoneの充電」を巡るあつれきは、今回が初めてではありません。欧州議会がEU圏内で販売されるスマートフォンすべてに統一の充電機器を採用する議論を開始した際も、同社はこの動きを「コネクタの規格統一を強いる規制」と呼び、「技術革新を抑制する」として反対する声明を発表していました

こうした前例を踏まえると、アップルが再びEUの動きに反発して異を唱えるのは必然とも思われます。今回のニュースはあくまでリーク情報で、実際に法案が提出されるかどうかは不確定ですが、今後の展開を見守りたいところです。

 
 

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