Corona
Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images

日本でも新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってマスクや消毒液が品薄となり、その一因が転売目的で大量に買い占めた業者がネットオークションで高値で取引することとして、経産省が出品自粛を要請しています。

そうした状況は米国でも起こっており、米アマゾンが感染拡大に便乗した商品を100万点以上も削除またはブロックしたと報じられています。米Wiredによれば、削除対象となったのは便乗値上げしたフェイスマスクや、病気を防御または治癒できると虚偽の効果を宣伝した商品とのことです。

アマゾンの広報は「Amazonは常に売り手が製品の詳細ページで正確な情報を提供することを要求しており、ポリシーに違反するものは削除します」との声明を出したとされています。どのポリシーかは明言されていませんが、Wiredはサードパーティ(マーケットプレイス)業者がアマゾンで最近提供または販売された価格よりも「大幅に高い」価格の設定を禁止している条項だと指摘しています。

米国では先月29日に新型コロナウイルスによる国内初の死者が確認されたばかりですが、25日の時点でフェイスマスクの価格は数週間前の4~5倍にも跳ね上がっていると報告されていました。場合によっては、数百ドルもの法外な配送費用を請求して利益を得ようとした業者もあるとのことです。

米ドナルド・トランプ大統領も先週の記者会見にて、医薬品の値上げを「確実に調査する」と述べていました。そしてイタリア当局も病気に関連する商品の「非常識な」オンライン価格を精査しているとも発表しており、感染拡大に便乗した業者の暗躍を取り締まる流れとなっています。

とはいえ、アマゾンとの関係を損なうことを避けるため匿名希望のマスク出品者によると、同社の対応は行き当たりばったりだとのこと。「特定の商品で最低価格に設定していても削除されることもあれば、何らかの恣意的なラインよりも価格を下げられることがあり、その場合は再出品できることもあった」と語られています。

WHOはせきやくしゃみといった症状がない人は予防目的でマスクを着用する必要は無いと呼びかけていますが、今なお店頭からはマスクが消えたままです。日本ではもう1つの大きな脅威となる花粉の飛散がそろそろ本格化する時期だけに、一刻も早いマスク不足の解消が祈られるところです。