10代に人気の位置情報共有アプリ「Zenly」ってなに?

信頼できる人とだけ繋がりましょう

鈴木朋子
鈴木朋子
2020年03月4日, 午前 07:00 in smartphone
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Zenly「A子はB子とカラオケかー。もう3時間もいるよ。あれ? A子の充電切れそうじゃね?」なんてことがスマホでわかってしまうサービスがあるのをご存じですか? その名は「Zenly」。フランスのZenly社が開発した位置情報共有アプリです。

電話番号やIDで繋がった人(フレンド)同士なら、24時間お互いの現在位置、滞在時間、スマホの電池残量、移動速度がわかるサービスとなっています。

Zenly
▲位置情報共有アプリ「Zenly」

そんなプライバシーダダ漏れのアプリ、誰が使うんだ──と大人は思うでしょう。でも、このアプリは10代を中心に人気があり、10代女子向け総合メディアの「マイナビティーンズ」が2019年11月25日に発表した「2019年ティーンが選ぶトレンドランキング」では、「流行ったモノ」の第5位にZenlyが入っています。当初は流行に敏感な人たちの間で使われていたアプリでしたが、今では親しい人に限定して利用している人が増えています。

位置情報と滞在時間がわかるということは、何をしているのかほぼ推察できるということです。朝からディズニーリゾートにいるのか、コンビニで20分ボーッとしているのか、家から2日間出ていないのか、そんなことが丸わかりです。共通の知り合いなら、誰と誰が一緒にどこに何時間いるということもわかります。「C子は彼氏とデートで、今は電車で移動中」なんてことも繋がっている人たちに公開され続けます。

もちろん、人に情報を見せたくない場合は、「フリーズ」や「あいまい」などの「ゴーストモード」で自分の居場所を隠すことができます。「フリーズ」はどこかの場所に位置を固定し、その後どこにいるかを隠せます。「あいまい」は自分の現在位置が大まかに表示されるようになります。見せる相手によって「あいまい」にするといった細かい設定も可能です。ただし、「あいまい」にしていることはアイコン表示からフレンドにもわかるため、「急にあいまいにしてて怪しい」と勘ぐられることもあるでしょう。「フリーズ」は特に表示されませんが、「どうしてここに長い時間いるの?」と、「フリーズ」にしていることに気づかれる可能性があります。

待ち合わせだけでなく偶然の再会も

Zenlyはお互いを監視するようなアプリなので、恋人同士や夫婦などで使うことを思い浮かべるかもしれません。でも、実際には「繋がっていると便利」という理由で親友や家族などで使っているという場合が多いようです。

特に使われているケースが「待ち合わせ」です。株式会社テスティーが運営する「それちょう」が2019年11月に発表した「【10代男女】位置情報共有アプリ、Zenlyに関する調査」によると、待ち合わせに「よく利用する」、または「たまに利用する」と答えた人は、男性で67.0%、女性で78.3%となりました。

いつでもスマホで連絡が取れるようになった今、時間と場所をきっちりと決める必要はありません。「いま用事が終わったから向かうね。どこにいるの?」「私は今渋谷だよ」と、このようにLINEやInstagramのメッセージで連絡を取り合って待ち合わせる人は10代だけに限ったことではないでしょう。Zenlyを使えば、文字を打たずに相手の居場所がわかります。相手のいる場所までの経路も調べられますし、メッセージ機能で連絡することもできます。

また、待ち合わせる予定がなかった相手と出会うこともあります。同じぐらいの時間に最寄りの駅に着く同級生と会えた、地元のお祭りで再会できた、などのエピソードも聞きます。

友人を遊びに誘うときにも使われます。相手がバイト先にいるとわかれば、わざわざ連絡を取りません。でも家にいるのなら、メッセージを送れば遊べる確率が高いですよね。断られてしまうとへこみますが、その確率を減らすことができるのです。

そして、保護者の方には「見守り」アプリとして使われています。「そろそろ学校から帰ってくる時間なのに遅い。塾に間に合うのか」とヤキモキし、LINEでメッセージを送っても返信が来ないとき、Zenlyを見れば「電車には乗ってる」といった情報がわかるのです。連絡を後回しにしがちなお子さんをお持ちの方は、ぜひZenlyで繋がってみてください。ただし、自分の位置情報も子どもに公開されるので、寄り道の多い人は少し恥ずかしいかもしれませんね。

共有する相手は厳選しよう

便利な面が多いZenlyですが、位置情報を公開するということは危険を伴います。

親しい友人とだけ繋がっていても、仲違いして関係性が変わることもあるでしょう。また、ある相手には居場所を隠していても、居場所を知っている人がメッセージなどでばらしてしまう可能性もあります。

繋がっている人を増やすと使える機能が増えるから、とTwitterでIDを公開して募集している人もいますが、それは非常に危ない行為です。信頼できる人とだけ繋がり、時々フレンドの見直しも行いましょう。

Zenly
▲Zenlyは「Best Friends Only」で

「Zenly」アプリダウンロードはこちらから
 

 

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