第4の加熱式たばこ「PULZE」レビュー、発展途上なれどスティックに勝機アリ

すごいぞトリプルフローフィルターテクノロジー

田沢梓門
田沢梓門, @samebbq
2020年03月5日, 午後 07:00 in electric tobacco
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「ウエスト」「ダビドフ」「ジタン」などのたばこ銘柄を展開するインペリアル・タバコ・ジャパンが加熱式たばこ「PULZE」(パルズ)を2019年10月から全国で発売しています。デバイス本体の価格は4,980円(税込み)で、専用のスティックは20本入りで460円(税込み)です。

日本で展開されている「IQOS」「glo」「Ploom」に続く第4の加熱式たばことして注目を集めているこのPULZE。今回は実機をお借りしたので、レビューをお届けします。

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▲高級感のあるルックスと質感。剛性もしっかりしていて中々いい感じです。


PULZEは専用のスティックを加熱して喫煙する、iQOSやプルームエスと似たタイプのデバイスです。1本で約4分間喫煙可能。「IQOS 3 MULTI」や「glo」と同じように連続喫煙にも対応しており、フル充電時では連続で最大20本喫煙できます。また、標準(345度)とエコモード(315度)で加熱温度の切り替え可能です。

サイズは縦127✕幅24✕奥行き14mmで、重さは55g。バッテリーと加熱部が一体となっているので、PULZEと専用スティックさえあれば喫煙できます。

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▲充電端子はUSB Type-Cです。

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▲左からIQOS 3 DUO、PULZE、Ploom TECH+、Ploom TECH、Ploom S。サイズを比較すると厚ぼったく長い印象ですね。


喫煙方法ですが、まずは専用のスティックを差して電源ボタンを一度押してから長押しすることで加熱を開始します。加熱を開始するとバイブレーションが振動し、ボタンを離すと標準(345度)の加熱になります。また、そのまま長押しをつつけるとエコモード(315度)になります。

加熱が完了するとバイブレーションでお知らせしてくれます。この電源ボタンの操作がiQOSなどのデバイスと比べると少々クセがあり、慣れるのに少し時間がかかりました。

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▲専用スティックはミント、メンソール、レギュラーの3種類をラインアップ。


今回はメンソールとミント、そしてレギュラーという3種類のスティックを、2種類の加熱モードで吸ってみました。

まず標準モードとエコモードの違いについて。同じく2つの加熱モードを備えている「glo pro」では吸いごたえがまるで違うのですが、PULZEについては、ほとんど吸いごたえは変わりませんでした。この点からでは、電源ボタンの操作がややこしくなるだけなので、2つの加熱モードは搭載しなくてもいいのではと思ってしまったほどです。

PULZEそのものの喫煙体験としては、吸いごたえやキック感はIQOSと比較すると劣っている印象です。
とくにメンソールとミントに関しては味わいが薄すぎると感じました。しばらく喫煙していると安定するのですが、バイブレーションが振動して喫煙開始可能となって口に含むと味わいがとても薄いという点も気になりました。

反面、喫煙後に残るニオイに関しては薄めなので、ここは加熱式たばこに移行するメリットを十分に受けることができるかと思います。

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......と、不満点もつらつらと述べてしまいましたが、実はレギュラーに関しては印象を少し改めました。
このレギュラーは発売が2020年の1月7日と、ローンチよりすこし遅れての登場となりました。そして、これまで展開されていたスティックにはない「トリプルフローフィルターテクノロジー」が採用されています。

この3つの穴が空いていることにより、発生させる蒸気の量を多くして、深みのある強い吸いごたえを実現。通常の加熱式たばこのレギュラースティックと比較して重ための味わいになっているそうです。そして蒸気とたばこの味わいを調整したことで、旨さも向上しているとのこと。

実際に口に含んでみると、同じ吸い方でもこの3つの穴からキュルキュルとたばこの旨味が口に広がり、満足感も十分です。
これは今までにない加熱式たばこの体験でした。加熱の温度は変わらないのに、ちょっとしたスティックの工夫で、「吸った」という満足感が向上しているのです。

これだけ効果が大きいのであれば、「トリプルフローフィルターテクノロジー」を実装したメンソールとミントのスティックもぜひ発売して欲しいものです。

総じてPULZEは、デバイスの完成度や喫煙体験はまだ発展途上という印象ですが、スティックをはじめとして伸びしろは十分期待できる加熱式たばこでしょう。

 
 

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