NASA、7月打上げの火星探査車正式名を「Perseverance」に決定。Mars 2020 Rover改め

公募2万9000件から選出

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月6日, 午前 11:00 in Space
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NASA

NASAが、これまでMars 2020 Roverと呼んできた次世代火星探査車(ローバー)の正式な名称を「Perseverance」に決定したと発表しました。日本語では"忍耐"とか"根気"、"我慢"といった意味の言葉です。この名称は世界中の高校生以下の子供たちを対象に募集した2万9000件以上の応募の中から選出されたとのこと。
選定にはまずボランティア4700人があたってセミファイナル候補として155案を選出。さらに最終候補となる9案に絞り込まれました。そして、それをNASAの管理委員会が審査したのち、科学ミッション本部の副本部長をつとめるThomas Zurbuchen氏が最終的にひとつを選び出しました。

「Perseverance」を応募したのはバージニア州に住む中学生Alex Mather氏。彼は全世界にストリーミング中継された発表の場に関係者らとともに招待され、紹介されました。

彼は代々の火星ローバーの名前Curiosity(好奇心)、InSight(洞察)、Spirit(情熱)、Opportunity(好機)を紙に書き出し、それらがいずれも人間が持ち合わせている資質であることに気づきました。そして、人としての資質を新たなローバーに着けようと考えたとき、最も重要な資質のひとつPerseverance(忍耐)が抜け落ちていることに気づいたと述べています。ああなるほど!と膝を打ちつつも、13歳にしてそのことに気づいたAlex君の聡明さにも、われわれ凡人は感嘆せざるをえません。



Perseveranceは今年7月17日に打ち上げられ、2021年2月18日に火星に着陸、活動を開始する予定。活動期間は火星における1年間(地球の日数で言うと687日)の予定ですが、これは過去のローバーの例をみると延長されることになるかもしれません。

活動期間中、Perseveranceは火星の地表で土壌サンプルの採取・分析などを行います。またこのサンプルは容器に詰めてその場にマーカーとともに置いておく予定となっており、あとから到着する別のローバーがこれを回収、さらにあとから到着する地球帰還用ロケットに積み込むという計画が立てられています

この壮大な火星サンプルリターン計画が実現するかどうかはさておき、少なくともその第1歩となるMars 2020 Rover改めPerseveranceが火星の赤い大地を駆け回り、そこにかつていたかもしれない生命の痕跡を発見するのに期待したいものです。
 
 

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