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アップルとNetflixが、3月13~22日にかけてテキサス州オースティンで開催予定のSouth by Southwest 2020(SXSW 2020)への出展を取りやめると発表しました。理由はもちろん、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を懸念してのこと。

SXSWはもとは音楽祭として始まりつつも、映画祭、テクノロジー系の展示発表会など守備範囲を拡大し年々規模を大きくしてきた一大フェスティバルです。しかし今年に関しては中国武漢を震源地とする新型コロナウイルスが世界中に飛び火しており、IT系の見本市としてはスペイン・バルセロナで行われるMobile World Congress(MWC)、また自動車ショーでは北京国際モーターショー、ジュネーブ・モーターショーといったメジャーなイベントも続々と中止に追い込まれています。開催が近づくSXSW 2020も例外ではなく、3月2日以降、Twitter、Facebook、Intelらが相次いで不要不急な国内出張の禁止といった新型コロナウイルス対策となる施策を打ち出したことなどにより出展を取りやめると発表しています。そしてその流れに新たに加わったのが、米アップルとNetflix。

アップルは製品展示のためではなく、Apple TV+向けのスパイク・ジョーンズ監督作のドキュメンタリー『ビースティ・ボーイズ・ストーリー』プレミアや、アメリカ移民の生活を描くドラマ『リトル・アメリカ』について制作総指揮をつとめたクメール・ナンジアニ、エミリー・V・ゴードン夫妻をホストに招いてのディスカッションを行う予定でした。

一方のNetflixは、長編映画『Unlocked』や『LA Originals』とはじめとする4つのドキュメンタリー作品を上映、する予定でした。さらに3月15日に予定された『Black Excellence』のケニア・バリスとラシダ・ジョーンズらの登壇もすべてお流れとなっています。

この日は両社の発表に先立ってAmazon Studiosも『ザ・ループ / Tales from the Loop』、ドラマ『Upoload』の上映などをすべてキャンセルすることを発表していました。Amazonはシアトルのオフィスで従業員1名がCOVID-19を発症したことを明らかにしています。

ちなみに、SXSW 2020が行われるオースティンがあるテキサス州では3月4日の時点で11人の感染が確認されています。

春本番を迎えるにつれて、SXSWのような展示会、フェスティバルだけでなく、様々なスポーツイベントなども新たなシーズンが開幕する時期になってきます。現在の感染拡大の動きが終息に転じなければ、その多くが開催を中止あるいは無観客での催行といった事態になり、運営団体の存続に関わる事例などももしかしたら出てくるかもしれません。