SpaceXが3人の民間宇宙旅行客をISSへ。2021年後半、10日間の旅

Axiom Spaceの企画です

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月6日, 午後 07:00 in Space
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NASA

SpaceXはすでに前澤友作氏を月周回軌道への宇宙旅行に連れて行く契約を交わしています。この契約はいつ実現するかまだ明らかではありませんが、今日3月6日、ヒューストンを拠点とする宇宙ベンチャー企業Axiom Spaceは2021年後半に国際宇宙ステーション(ISS)へ3人の旅行客を連れて行く計画を発表しました。使用するのはやはりSpaceX、Crew Dragon宇宙船です。Crew DragonはSpaceXがNASAの飛行士をISSとの往復に使用するために開発されている宇宙船です。そしてこのカプセルが実際に飛行士を乗せて軌道へと飛びたてるようになれば、米国はおよそ10年ぶりに自国だけで飛行士を宇宙へ連れて行ける能力を回復します。

現在の計画では、SpaceXはCrewDragon宇宙船に飛行士を乗せた最初の打ち上げをこの4~6月に実施する予定とされています。一方、今回Axiom Space社が発表した観光(?)ミッションは2021年後半に計画され、ISSに8泊10日の旅程となる予定とのこと。かつて民間人がISSに滞在したことはあるものの、Axiom Spaceはこれが初の"完全に民間の"宇宙旅行になるとしました。

なお、SpaceXは2月にSpace Adventuresとも契約を結び、こちらも民間の宇宙観光客をCrew Dragonに乗せていく計画をしています。正しこちらはISSへの滞在はなく、ISSよりもさらに高高度へ行って帰ってくるというプランになっています。

NASAは2019年に、ISSに民間の宇宙飛行士滞在を受け入れる考えを発表し、1人1泊あたり3万5000ドル(約370万円)の宿泊料になるとの考えを示していました。価格に変動がないとすれば、3人はNASAに8泊ぶんの宿泊料84万ドル(約8890万円)、SpaceXに送迎料、Axiom Spaceへツアー手数料を支払うと考えられます。

2015年まではNASAでISSプログラムを率いていたというAxiom SpaceのMichael Suffredini CEOは「この歴史的なフライトは宇宙へのアクセスを当たり前かつ日常的にする大きな分岐点になるでしょう」「この取り組みでSpaceXと協力できることを嬉しく思います」と述べました。

 
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