iPhone SE2(仮)、生産検証の最終段階?からミニLED採用iPad Pro開発中?まで。最新アップル噂まとめ

新型コロナウイルスが生産に影響を及ぼしています

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年03月8日, 午後 12:05 in airpods
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Apisorn via Getty Image

アップル未発表製品が発売間近と示唆する情報が、次々と届けられた3月の初旬。しかし、それらを生産する中国サプライチェーンは新型コロナウイルスの影響により、操業再開が難航しているとも伝えられています。

iPhone SE2(仮)、「生産検証の最終段階」?からミニLED採用iPad Pro開発中?まで、最新のアップル噂をまとめてお届けします。

アップル、中国で自宅待機の従業員にiPadを贈る。「子供のオンライン学習のため」

carekit
Weibo

中国では新型コロナウイルス感染がピークアウトしたとの報道もありますが、今なお厳しい移動制限などが続いています。そうした状況下で、現地にて自宅待機中の従業員にアップルから救援物資が贈られ、その中にiPadが入っていたとの報告がありました。

ソーシャルメディアWeiboへの投稿によれば、フェイスマスクや消毒剤など入手が難しいウイルス対策グッズに加えて、10.2インチiPadが添えられていたとのこと。対象とされたのは湖北省と温州市という新型肺炎の感染が集中していた地域です。

そこに同梱された手紙では、アップルは困難な時間に理解を示すとともに「子供のオンライン学習を促進したり、長期待機中に時間を過ごすのに役立つ」iPadを贈るとの言葉も含まれています。

現在の中国においてタブレットは大人にとっては在宅勤務のテレワーク、子供にとってはオンライン授業のための需要が高まっており、品薄や価格の高騰が生じているとも伝えられていただけに、絶妙なアシストと言えます。

折しもハイテク大手企業も、相次いで自社のテレワークに関するノウハウを公開しています。レノボの「全社テレワーク」マニュアルマイクロソフトの『適度に体を動かす』など、このさい日本も海外の蓄積に大いに学ぶべきかもしれません。

「依存トライアングル」がアップルの中国脱却を困難にしている(WSJ報道)

China
Kevin Frayer/Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大は、アップルが中国の生産および市場に依存しすぎている事実を露わにした感があります。それに先だって米トランプ政権による対中制裁関税のリスクにも直面していながら、なぜ見直されないままなのか?

米Wall Street Journalの報告によれば、やはりアップル社内でも2015年の時点で、少なくとも1つの製品組み立て工場をベトナムに移転する提案があったとのことです。しかし経営幹部らは、同社にとって世界で2番目に大きい市場であり、自社製品のほとんどが組み立てられている国から移転は難しいと判断し、提案を却下したと伝えられています。

そうしたアップルと大手サプライヤーのFoxconnおよび中国政府の関係を、WSJは「「相互依存関係の三角形」と表現しています。

アップルはデバイスをFoxconnに組み立てさせ、製品は中国の消費者に買ってもらう。かたやFoxconnは中国の膨大な労働力と政府による工場立地に頼っており、中国政府はFoxconnに雇用を創出させてアップルに新技術サプライヤーの訓練を期待するというわけです。

それに加えて「ハイテク製品が発売されたら即分解」でおなじみのiFixit創業者が、サムスン製品は接着剤を使用しており、小さなネジを使うiPhoneよりも組み立ての自動化が簡単だとも指摘しています。

すなわちiPhoneの精緻な構造が、中国の熟練労働者なしには成立しにくいということ。今後も「内部構造まで美しく」というアップルの美学が守られるのか、それとも生産拠点の移転をしやすくするために変更されていくのか、注視したいところです。

ミニLED採用の14.1インチMacBook Proや新型iMac Proが開発中のうわさ

mbp
アップルのインサイダー情報で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏が、2020年~2021年にかけて6つのミニLED搭載アップル製品がリリース準備中との投資家向けメモを発表。その中に、14.1インチMacBook Proや新型iMac Proが言及されていたという一報です。

ミニLEDとは液晶バックライトに用いられる技術であり、ローカルディミング(部分駆動)技術との組み合わせで「部分的にバックライトを消灯」を可能とするものです。それにより純度の高い黒や高コントラストといった有機ELパネルの強みを実現しつつ、有機物を含まないために焼き付きの危険がほとんどないメリットを兼ねそなえています。

今回の研究ノートでリストアップされているのは、12.9インチiPad Pro、27インチiMac Pro、14.1インチMacBook Pro、16インチMacBook Pro、10.2インチiPadおよび7.9インチiPad miniの6つです。

これまでもKuo氏は何度かミニLED搭載製品を予測しており、まとめると12.9インチiPad Proは2020年第3四半期、16インチMacBook ProとiMac Proは2020年第4四半期、iPad miniは2020年内に発売といったところです。

このうち気になるのが「13.3インチからのアップグレード」とされる14.1インチMacBook Proでしょう。昨年末に発売された16インチMacBook Proがベゼル狭額化により従来の15インチと同等の本体サイズで画面を大型化した経緯から、13インチのラインアップが14インチに置き換えられるのは自然な流れとも思えます。

さらに台湾の業界誌DigiTimesも、アップルが「12.9インチのタブレットと複数のLCDモニター、そしてノートPC」にミニLEDを搭載するとのサプライチェーン情報を伝え、Kuo氏の予測を補強しています。

iPad miniシリーズや10.2インチiPadといった普及価格帯の名前も挙がっているのは、アップル製品全般がミニLED採用に向かっていることを予感させます。あとは新型コロナウイルス感染が少しでも早く沈静化し、これらの製品が順調に生産開始されることを祈るばかりです。

iPhone SE2(仮)、「生産検証の最終段階」に入り発売も間近との噂

iPhone SE2(仮)、発売が4~6月に延期のうわさ

iPhone 9
@OnLeaks/iGeeksBlog

アップルが準備中と見られる廉価モデルのiPhone SE2(仮)につき、相次いで2つの噂話が伝えられています。

1つはおなじみDigiTimesによる「アップルはまもなくSE2と呼ばれる新しいLCD iPhoneシリーズを導入します。これは最近、中国鄭州市の組立工場で検証の最終段階に入っています」との報道です。

iPhone SE2はiPhone 8の基本デザインを踏襲し、4.7インチLCD画面やTouch ID内蔵ホームボタンを引き継ぎ。その内部には最新のA13プロセッサと3GBメモリを搭載し、内蔵ストレージ64GB版の価格は399ドル(約4万3000円)との予測が主流となっています。またiPhone 8ベースのため、実際の製品名は「iPhone 9」説も有力です。

しかし「生産検証の最終段階」が行われているという(おそらく最大手サプライヤーFoxconnの)鄭州市工場は、先日Ming-Chi Kuo氏が「大規模な遅延」が発生していると述べたばかりです。つまり、まもなく生産が始まるとしても、本格的な量産に移行するまでに数週間を要するとの懸念も生じたわけです。

その直後、同じDigiTimesがiPhone SE2の発売が、当初予定の第1四半期(1~3月)から第2四半期(4~6月)に延期されたとの噂が報じたしだいです。新型コロナウイルスの影響によりデバイスの出荷が延期され、そのため台湾の大手プリント基板メーカーへの発注も先送りされたと伝えられています。

アップルにとって廉価モデルながら最新の自社サービスが利用できるiPhone SE2は、新興諸国でのシェア拡大やサービス事業のさらなる成長を促す重要製品に位置づけられると見られています。しかし、もしも3月末~4月初めに発売されたとしても初期は品薄が予想され、お披露目も公衆衛生上の配慮からイベントは開催されず、Webでのプレスリリースだけとなりそうです。

AirPods Pro Lite(仮)、まもなく量産開始のうわさ

AirPods
謎に包まれたアップルの新製品「AirPods Pro Lite」が、まもなく量産開始されるとのサプライチェーン情報が伝えられています。

噂の発信源は、アップル未発表製品の早耳話でおなじみ台湾DigiTimesです。同メディアは具体的な製品名や発売日は外す傾向があるものの、「新製品が量産スタート」や「部品サプライヤーが受注を獲得」といったサプライチェーン筋の情報には数々の実績があります。

DigiTimesが「AirPods Pro Lite」と仮称するAirPodsのエントリーレベル版は、第1四半期(1~3月)の終わりから第2四半期(4~6月)の初めに生産開始が予想されているとのことです。

ハイエンド製品に冠される「Pro」に廉価版を示唆する「Lite」をつけた仮称からは、「AirPods Proからアクティブノイズキャンセル機能を省いたもの」から「ProとLiteが打ち消しあい、第3世代AirPodsではないか」まで、様々な説が飛びかっています。

そんななか、ハイテク情報サイトTechRadarは単に同梱されるワイヤレス充電ケースを有線充電ケースに替えるだけーーすなわちAirPods Proに有線充電ケース同梱の安いオプションを追加されるとの見方を唱えています。

有線充電ケースとワイヤレス充電ケースとの価格差は、第2世代AirPodsの例に倣えば5000円です。AirPods Proにとって本質的ではない充電ケースを廉価版に置き換え、2万円台前半の価格になれば、完全ワイヤレスイヤホンの競合他社にとってはさらなる脅威となりそうです。
 
 

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