ニューヨーク州の発電所が余剰電力でビットコイン採掘事業。1日あたり5.5BTCを掘り出す

地産地産?

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月9日, 午後 06:30 in Internet
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Greenidge Generationration

ニューヨーク州フィンガーレイクス地域にあるGreenidge Generationの天然ガス火力発電所が、独自のBitcoin採掘事業を立ち上げ、約7000台のコンピューターによって1日あたり約5.5BTC(記事執筆時の時価約445万円)を獲得できるするシステムを稼働しました。一般に大規模な暗号通貨マイニング事業者は、常に電力が安価な国や地域を探してそこへ向かいます。そして電力事業者が価格をつり上げるとまた電力の安価な移転先を探します。

しかし、このマシンはいわゆる"BTM(behind the meter)"設備として設置され、余剰電力で稼働します。そのためランニングコストが非常に低く抑えられるとのこと。Greenidge Generationは「電力コストは十分安く、実質的に生産コストだけであり、他の電力関連のサービスで相殺できる」と話しています。発電所の能力は106MWあり、この採掘マシンは全体で約15MWを使用します。

Bitcoinは2020年5月ごろに半減期の到来が予測されています。暗号通貨の半減期とは、採掘(生成)したブロックへの報酬の価格が半分に引き下げられるタイミングのこと、当初は1ブロック生成すれば50BTCが報酬として得られましたが2012年と2016年に半減期が訪れ、現在は1ブロックあたり12.5BTCと定められています。Greenidge Generationは次の半減期があったとしても、まだ収益をあげられると予想しています。ちなみにビットコインの発行上限は約2100万BTCと定められています。

GreenidgeのBitcoin採掘による金銭的な回収はいまでこそ有益でも、電力需要の増大がマシン運用に影響する可能性があります。また時を経るにつれてBitcoinの採掘難度が高まるため、いずれは収益があがらなくなるかもしれません。それでも短期的な収益を考えれば、テスラのように巨大なバッテリー設備を設置するより安価にコスト回収が見込めるこの方法を真似る業者が出てくる可能性はありそうです。
 
 

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