将来のApple Watchは血中酸素濃度が測定できる?心肺停止リスクを防げる可能性

心電図機能のアップグレードも

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年03月9日, 午後 01:00 in apple
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SpO2
Apple Watchには様々な健康管理機能が備わっていますが、アップルが少なくとも2つの新機能(あるいは1つの新機能と1つの改善)を開発中との噂が報じられています。米9to5Macは、iOS 14のコードスニペット(プログラムの断片)を見たとして、そこからApple Watch向けに開発されている新機能の情報を得たと述べています。

その1つが血中酸素濃度(SpO2)の測定機能です。これは日本では「経皮的酸素飽和度」や「血中酸素飽和度」とも呼ばれ、血液中にどれだけ酸素が含まれているかを示す指標です。

一般にSpO2が95~100%であれば健康と見なされ、80%未満の場合は心臓と脳の機能が損なわれる可能性があり、数値が低い状態が続くと呼吸または心肺停止のリスクがあるとされます。SpO2測定機能は、すでにスマートウォッチ競合のFitbitが一部モデルに採用済みです

Apple Watchでの新機能は、具体的には一定のしきい値以下のSpO2が検出されると、ユーザーに警告するとのことです。現在でも心拍数が高すぎたり低すぎたりすると通知が表示されますが、それと同じ方式だと述べられています。

ただ現時点では、SpO2の検出と通知に必要なハードウェアとソフトウェアは不明とされています。本機能は次期モデルのApple Watch Series 6(仮)に限られるかもしれず、あるいは次期メジャーバージョンwatchOS 7(仮)により全ての過去モデルでも利用できる可能性もあるとのことです。

なぜかといえば、本業の修理より分解でおなじみのiFixitが初代Apple Watchを解体したところ、心拍数モニターが赤外線の吸収量を測定してSpO2を検出できると判明しているためです。その後アップルはApple Watch Series 4で心拍数モニターを改良してECG(心電図)機能を追加しており、同社がソフトウェアさえ用意すれば全モデルでSpO2を測定できる可能性があるわけです。

もう1つの新機能ないし改善点は、アップルが現在のECG機能の欠点をなくすことに取り組んでいるというもの。Apple Watch Series 4および5では心拍数が1分当たり120を超えたAFib(心房細動)は検出できず(米FDAへの認可申請を行っていないため)59%のAFibは通知されなかったとの研究結果も報告されています

ソフトウェアあるいやハードウェアいずれかの更新により、将来的にはこの制約がなくなるのかもしれません。それにより救われる命が増えれば喜ばしいことですが、日本ではApple Watch Series 4発売から1年半後の現在もなおECG機能が解禁されないままです

ECG機能に必要なセンサー類は地域を問わずSeries 4以降の全モデルに共通して搭載されており、そのコストも価格に含まれている以上、日本を含めた全世界向けにECG機能の提供が望まれるところです。

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