クラリティ・エレクトリックは2017年8月に販売がスタートした電気自動車。2016年に販売された水素燃料自動車「ホンダ・クラリティ フューエル セル」のパワートレインをEVに変更したモデルです。
25.5kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載されており、1回の充電で約143kmの走行が可能ですが、現在のEV市場はより大容量のバッテリーを搭載して走行距離を延ばすのがトレンド。そのため最近は苦戦を強いられていました。
今回、生産中止になるのはEVタイプのみで、燃料電池車(FCV)とプラグインハイブリッドPHEVモデルは引き続き生産を続けるとのこと。また、リース契約は引き続き継続され、延長することも可能だとしています。
クラリティ・エレクトリックの生産中止により、アメリカンホンダのラインアップからEV車が消えることになります。ただ、アメリカンホンダのPRマネージャーによると、今回の決定は次世代のEV開発に重点を置くためとのことで、次世代のEVがラインアップに並ぶのはそう遠くないかもしれません。