iPhone SE2(仮)と3月末のアップル新製品発表イベント、どちらも延期決定か

新型コロナウイルス発生により「1000人以上の集会」が禁止されたため

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年03月11日, 午前 11:45 in apple
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今年春に廉価モデルのiPhone SE2ないしiPhone 9(いずれも同一デバイスの仮称)がリリースされ、それが3月末のスペシャルイベントで発表されるとの観測が複数のソースから寄せられていました。

が、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、どちらも延期されたとの噂が報じられています。米アップル関連情報サイトCult of Macの情報筋によると、アップルは3月末の製品発表イベント延期を決定したとのことです。

その理由は複数あり、「主要な要因」とされるのは、米カリフォルニア州サンタクララ郡の公衆衛生局が3月11日から4月1日まで1000人以上の集会を禁じる命令を発したことです。3月10日時点で、現地では43人のCOVID-19感染者が確認され、うち1人が死亡。州全体では133件の確定症例と2件の死亡が報告されています。

アップルがイベント開催を予定していたスティーブ・ジョブズ・シアター(本社屋アップルパーク内の施設)はまさにサンタクララ郡にあります。同社の幹部は、そこに約1000人を招待したとして、人々が隣り合って座る建物内で「社会的距離」を確保できないという懸念を示していたと伝えられています。

もう1つの理由は、アップル社内の情報源いわく「2つの主要製品の生産に遅れがあり」、発表イベントの直後に世界中で販売できる新製品が準備できなかったことです。これら2つの製品の詳細は明らかにされていませんが、Cult of Macはこのうち1つがiPhone SE2だと示唆しています。

過去数日にわたって様々な方面から、3月末のイベント延期の噂話は相次いでいます。テック系の人気YouTuberであるJon Prosser氏は「アップルの3月イベントは公式にキャンセルされた」とツイートし、ForbesのDavid Phelan氏も「新型iPad ProやiPhone SE2を発表するイベントは決して開催されません」と述べています。
さらにCult of Macの情報筋によると、アップルは部品の生産スケジュールと最終組立てが見きわめられるまで、入手可能性(十分な量を生産して出荷できる目処)を判断して発表計画を確定するのは困難だとのことです。同社は新製品のリリースに関連する全要素の新たな予備スケジュールをまとめてはいるが、それは「ある日から次の日」には変わる可能性があるとも述べられています。

iPhone SE2は基本的にiPhone 8がベース、すなわち画面サイズは4.7インチでTouch ID内蔵のホームボタンを引き継ぎ。そのボディにiPhone 11シリーズと同じA13プロセッサおよび3GBメモリ(iPhone 8は2GB)を搭載。その価格は内蔵ストレージ64GB版が399ドル(約4万3000円)といったところが、予想の主流となっています。

ほか有名アナリストMing-Chi Kuo氏は、2020年前半に新型MacBook Pro/Airや忘れ物防止タグ、ハイエンドヘッドフォンなど多数のアップル新製品が登場すると予測していました。新型コロナウイルス感染拡大が収束する気配を見せないなか、アップルの世界戦略も大きな修正を迫られているのかもしれません。

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