水面下で進行のTV版『Tron』、制作中止か。Disney+の方向性と合わず?

「水面下で」えっ! / 「中止か」 うーむ…

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月11日, 午後 12:50 in AV
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Albert L. Ortega via Getty Images

ディズニーの動画ストリーミングサービスDisney+での制作が(未発表ながら)噂されていたSF映画『Tron』のテレビシリーズのプロジェクトが、どうやら中止されたようです。Hollywood Reporterが伝えるところではDisney+はこの1年の間に3つのオリジナル番組を制作中止とし、その中のひとつにこのカルトな人気のSF作が含まれるとのこと。映画『スリー・キングス』や小説『地獄じゃどいつもタバコを喫う』の作者ジョン・リドリーがメガホンをとると言われたTVシリーズ版『Tron』は、正式にゴーサインが出ていなかったものの、その制作プロセスは数か月にわたって進行していたとされます。しかし未発表タイトルだったこともあるのか、制作中止になった理由は明らかにはされていません。

『Tron』とともに企画が倒れた2作品はひとつが『アナと雪の女王』オラフ役で知られるジョシュ・ギャッドが関わるコメディ『Muppets Live Another Day』、もうひとつが『Book of Enchantment』。前者は制作を担当するMuppet Studiosの幹部交代など内部のゴタゴタ、後者は高騰する予算費用などに問題を抱えていたとされます。

Disney+はファミリー層向けにフォーカスした作品を主たるコンテンツとする方針とされますが、実際に配信しているコンテンツはそのあたりの線引きが曖昧で『Love, サイモン 17歳の告白』や『High Fidelity』が同じディズニー系列のHuluに割り振られた一方で、どぎつい暴力や若干の性的シチュエーションもネタにするシンプソンズがDisney+で配信されるといった混乱が見受けられます。

1982年のオリジナル『トロン』はティム・バートン氏がアニメーター、『ロボッツ』などのクリス・ウェッジ氏がCG生産を受け持ち、映画作品としてはそれほどでもなかったものの映像面で高い評価を受けました。2010年には続編として『トロン: レガシー』が制作されましたが、やはり映像の評価は高くも興行成績は並。その後再びシリーズは休眠状態となり、何度か持ち上がった続編の話題もその都度消滅しています。

世界にどれほどの数がいるのかは想像できないものの、コアな『Tron』シリーズのファン、そしてジョン・リドリー版『Tron』に期待していた人にとっては少々残念なお知らせというほかありません。

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