Twitter、ドーシーCEO続投を決定。更迭要求の投資会社から取締役受け入れへ

収益向上が必須課題

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月11日, 午前 08:00 in Business
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ASSOCIATED PRESS

Twitterは今月初め、一般株式の4%を握る投資会社Elliott Managementによるジャック・ドーシーCEO更迭など戦略変更の提案を受けました。しかしTwitterは投資ファンドのSilver Lakeから10億ドル(約1000億円)の出資を得るとともに、Elliott Managementとの「協力」契約を締結すると発表、ドーシーCEOの続投を決めています。また、TwitterはSilver Lakeの共同CEOエゴン・ダーバン氏、Elliott Managementからジェシー・コーン氏を新たな取締役に迎え入れることも併せて発表。株価引き上げのためにSilver Lakeからの10億ドルと手持ち資金を合わせた20億ドルで自社株買いを行うとしました。さらにAI技術の専門知識を持つ3人目の新しい独立取締役候補を探すとしています。

Elliot ManagementのCEO更迭の動きは、ドーシーCEOが一時的にアフリカに移住するとの考えを示したことに対して勃発しました。ドーシー氏はTwitterのほかに決済サービス「Square」のCEOとしても活動しており、2019年には1か月ほど現地に滞在したのち「アフリカは決済の未来だ」とその展望を語っています

一方でCEOがアフリカに行っている間のTwitterの舵取りなどの問題もあり、Elliot Management側はドーシーCEOにはその時間的余裕がないと主張していました。結局、アフリカ行きはCEO更迭提案への対応や新型コロナウイルス感染症の問題拡大も考慮した結果取りやめになっています。このような状況の中、TwitterにはElliot Managementが右派・保守派である自社の方針に従うよう圧力をかける恐れが指摘されました。しかし、今回の投資契約にあたりTwitterはElliott、Silver Lakeのいずれもコンテンツポリシーの策定と施行には影響を与えないとしています。

とりあえずは、ドーシー氏のCEOの座は守られた格好ではあるものの、2つの投資企業を受け入れたことで、Twitterには7年前のIPO価格に大きく届かない株価を引き上げ、一定の成長を示す必要性に迫られることになります。

Twitterは今年、収益につながる毎日のアクティブユーザー数を20%以上引き上げる計画を立てていると述べています。また2020年以降、「前年比で収益成長を加速し、デジタル広告市場でシェアを獲得する」とも。ドーシー氏は9日、2人の新取締役候補の「積極的な貢献を楽しみにしている」とコメントしました。

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