アップル、新型コロナ関連アプリ配布に制限。「社会に認められた組織」以外のApp Store登録を認めず

対象団体のCOVID-19アプリは迅速にレビュー

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年03月15日, 午後 03:15 in apple
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アップルがApp Store Reviewガイドラインにて、社会に認められた組織以外によるCOVID-19(新型コロナウイルス)関連アプリ配布を禁止することを発表しました。

すでに今月初めから米CNBCが「アップルが政府や病院など公的機関以外の新型コロナウイルス関連アプリを厳しく取り締まっている」と報じていましたが、改めて公式方針が打ち出されたかっこうです。アップルがいう「社会に認められた組織」とは、具体的には政府組織、健康に特化した民間公益団体、健康問題に関して資格や実績のある会社組織などを指します。これらの組織に属する開発者のみがCOVID-19関連アプリの提出が可能であり、COVID-19をテーマにしたエンターテイメントやゲームは許可されないと述べられています。

この基準を満たす開発者は、アプリの迅速なレビューをここからリクエストできるとのことです。通常のApp Storeレビューでは時間がかかる可能性があり、COVID-19関連アプリはできるだけ早く顧客に提供する必要があるための措置です。

また、COVID-19関連の無料アプリ配布を計画している非営利団体、認定された教育機関や政府機関はApple Developer Programの年間メンバーシップ料金(99ドル)を申請できるとのことです。

以下、新たなガイドラインの引用です。上記の条件に該当する組織に属する開発者の方々はお目を通されることをお勧めします。

健康と安全に関する情報の信頼性を確実なものとするために

2020年03月14日

App StoreはユーザーがAppをダウンロードするにあたって常に安全で信頼できる場所であるべきです。COVID-19のパンデミックに世界が挑んでいる状況では、今まで以上にこの点に関する責任を果たすことが重要になります。最新の健康に関するイノベーションを理解することや、必要な時にどこで助けがえられるのか、または周りの人を助けることができるのかなどといった情報に対して、Appが信頼できる情報源であることが世界中のコミュニティによって求められています。

このような期待値を満たすために、データソースが信頼できるものであるか、また政府組織、健康に特化した民間公益団体、健康問題に関して資格や実績のある会社組織などの社会に認められた組織によって提供されているAppであるかを注意深く評価します。COVID-19に関するAppは、これらの組織からのみ提出が可能です。COVID-19をテーマとしたエンターテイメントやゲームといったAppは許可されません。

お客様の手元にできるだけ早くAppが届けられることの必要性を理解しています。上記の基準に該当する開発者は、App Storeの審査に時間を要する可能性があるため、優先処理のリクエストフォームにおいて "Time-Sensitive Event"を選択し、審査の優先度をあげるようにすることをお勧めします。

クライアントの代理でAppを開発している場合は、クライアントのApple Developerアカウントの開発チームに加えてもらうようにクライアントにお伝えください。もしクライアントがApple Developerアカウントを持っていない場合は、Apple Developer Programから登録することができます。App Storeで無料のAppのみを配信する予定の該当する国における非営利団体、認定された教育機関や政府機関は、メンバーシップの年間登録料の免除を申請することができます。



 

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関連キーワード: apple, appstore, coronavirus, COVID-19
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