米ユニバーサル、劇場公開中作品のレンタル配信を3月20日より開始へ。外出控える人に自宅視聴の選択肢

映画館はガラガラですが…

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月17日, 午後 04:40 in AV
70シェア
LA Premiere of "The Invisible Man"
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染を避けるため、いまわれわれは人が集まる閉塞空間へはできるだけ行くべきではありません。日本国内でもライブハウスのような密集空間での感染拡大がやり玉に挙がってはいるものの、ライブハウスだけではなく満員の公共交通機関やスーパーのレジ待ちの行列などもできるだけ避けたいものです。

そして映画館もまた今回の新型コロナウイルスの影響をモロに受けている業界といえるかもしれません。いまの映画館は密閉空間でないところが多く、間隔をとって着席すれば心配は少ないものの、やはり予防を考えると足が向きにくくなるのも致し方ありません。そこで米国の映画制作・配給会社ユニバーサルは、劇場用映画を公開と同時にレンタルでもリリースすることを発表しました。この措置は現在劇場公開中の映画であっても、3月20日からは1作あたり19.99ドルで48時間のレンタル配信を行います。

発表時点で対象に含まれるのは『The Hunt』、 『透明人間』、『エマ.』の3作品。「最も人気のある複数のオンデマンドサービス」で視聴可能になるとのことで、おそらくはiTunesやAmazonプライムビデオなどのサービスが含まれると予想されます。

NBCUniversal CEOのジェフ・シェル氏は「問題のある状況で新作映画の公開を強行したり延期したりを考えるよりも、むしろ家にいる人々に作品の側から接近し、視聴してもらえるような選択肢を提供したいと考えた」と述べました。それでもシェル氏は「本音は劇場でこれらの作品を鑑賞してほしいと願いそれが可能だと思っているものの、世界のいたる所でますますそれが可能でなくなっていく状況を理解している」とコメントしています。

なお3月20日以降に封切りを迎える、つまり初日からレンタル可能になる可能性がある作品としては『トロールズ ミュージック★パワー』の名前が挙げられています。しかしこの措置が日本でも実行されるかはまだわからず、仮にあるとしても『トロールズ~』は日本での公開時期が2020年10月であることから、われわれがすぐに自宅で米国と同じようにこの作品を鑑賞できる可能性は低そうです。

ウイルスを気にするあまり劇場へ行く気がしないまま上映期間が終わってしまうぐらいなら、レンタル配信をしてもらえるほうが、選択肢も増えてわれわれ視聴者としてはありがたい話です。ただこれをやってしまうと、劇場としてははさらに観客が訪れなくなり、より厳しい状況へと向かいそうです。

実際のところ、近代的な映画館は興行場法の関係で換気性能も高く、間隔を開けて着席すればスーパーのレジ待ちよりは安全と考えられなくはありません。もしもいま鑑賞したい作品があるのなら、できる対策をしっかりして劇場へ行くのも悪くはないかもしれません。

TechCrunch 注目記事「新型コロナのソーシャルディスタンス(社会的距離戦略)を強力に支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

TechCrunch Japanへの広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com まで。媒体概要はメディアガイドをご覧ください。

70シェア