F1

新型コロナウイルス感染者が出たために開幕戦オーストラリアGPが急遽中止となり、いまではシリーズ第7戦モナコGPまでが延期または中止になってしまった2020年のF1世界選手権レースですが、F1の運営団体は、今週末に予定されていた第2戦バーレーンGPの開催日以降、延期もしくは中止になったレースの決勝日に「F1 Esportsバーチャルグランプリシリーズ」を開催すると発表しました。

このeSportsシリーズはF1公式のレースゲーム「F1 2019」のPC版を使用し、その最初のレースとなる今週末は2020年のF1世界選手権に参戦するレギュラードライバーが揃う予定とのこと。参加者は安全確保のためにそれぞれリモートでのレース参加となり、延期されたバーレーンGPのコースをバーチャルで疾走します。
もちろん、参加するドライバーによってゲームの熟練度は異なるため、レース中のバトルが起こりやすいようにシステム側の設定が調整されるとのこと。ドライバーによるセットアップ変更はできず、マシン性能はイコール化され、さらに少々の接触やクラッシュでもレース続行が可能なようにマシン損傷レベルの軽減といった措置がとられます。

レースはまず予選セッションが行われ、そこでの各ドライバーの最速ラップタイム順をスタート順として、決勝レース(実際の50%の周回数)を行います。その模様はYouTube、Twitch、Facebook、そしてF1公式サイトで1時間30分にわたり配信されるとのこと。

なお、あくまでリアルでのレース延期や中止であいた穴を埋めるためのバーチャルグランプリであるため、このレース結果は実際のF1世界選手権におけるポイントランキングには反映されません。また延期/中止されたグランプリで「F1 2019」にコースが収録されていないレース、たとえばベトナムGPなどでは、F1 2019にある別のコースを使用して開催するとのこと。

F1運営団体はさらに、レース予定のない週末にもオンラインエキシビジョンの開催を予定していることを明らかにしました。このイベントでは世界中のファンがF1ドライバーに挑戦できる企画も用意されます。このイベントについては、追ってF1公式のSNSアカウントで発表されます。

先週は、中止になったF1開幕戦の代わりに2つのeSportsレース大会が現役F1ドライバーを含むプロレーサーとゲーマーの参戦で開催され、いずれも非常に高い注目を集めたばかり。あれからわずか1週間で米国の人気モータースポーツNASCARとF1世界選手権という2大シリーズが公式にプロレーサー参戦のeSportsシリーズをアナウンスする流れになりました。実際のレースとは異なるところもあるものの、モータースポーツファンにとっては6月まで開幕を待たされるより、バーチャルででも応援するドライバーの走りを見られるのは良いことに違いありません。またF1とNASCARというメジャーなモータースポーツがeSportsを開催することで、一般の人々にもさらにeSportsの魅力が伝わることも期待されます。

F1 Esportsバーチャルグランプリ バーレーン大会は、日本時間では3月23日月曜日の午前5時からです。