英国のF1チームが人工呼吸器開発に協力。政府の新型コロナ対応協力要請に応える

F1は先端科学技術の塊

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月21日, 午前 06:50 in Medicine
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PA Wire/PA Images

新型コロナウイルス(COVID-19)感染者は重症化して肺炎症状が悪化すると、人工呼吸器の助けが必要になる場合があり、一部ではその数が足りなくなる可能性も指摘されています。そんななか、英国政府からの支援要請を受けたイギリスのF1チームらが、新たな人工呼吸器の開発と生産を支援するために動いています。

F1チームと言えば、毎年新しいF1マシンを開発するために、一部チームは自前でカーボンコンポジット成形機や風洞設備を所有し、ラピッドプロトタイピングと呼ばれる手法によってF1マシン/パーツの設計から生産までを非常に短期間でこなす能力を持っています。

この能力は政府がいま求めているCOVID-19患者の治療に役立つ高度医療機器の開発に役立つことが期待されており、在英のF1チームは現在、英国政府の研究資金助成機関Innovate UK、HVM Catapult、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン病院らと協力して人工呼吸器の開発作業に当たっていると伝えられました。

なお、この作業に加わっているのはF1チームの中でもトップクラスの開発体制を持つメルセデス、レッドブル、マクラーレン、ウィリアムズだとRaceFans.netは伝えています

F1世界選手権は現在5月いっぱいまでのレースが新型コロナウイルス感染症の影響で延期もしくは中止になりました。そして現在は、F1チーム全体が本来なら8月に予定されていた夏休み期間を前倒しで取得している状況。F1は夏休み期間中のマシン開発が禁止されているため、ちょうど手の空いている技術スタッフが、政府の医療機器開発を支援していると考えられます。

F1公式サイトは、今後数日間で具体的な成果物が生み出されることが期待されると報じています。

 

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