Netflix、EUで30日間ストリーミングの画質低下。データ消費量が25%削減の見通し

リモートワークやオンライン授業でネットワーク逼迫のため

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年03月20日, 午後 06:30 in internet
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ASSOCIATED PRESS

米Netflixは欧州にて今後30日間、同社の動画ストリーミングサービスのビットレートを削減する(画質を落とす)ことを発表しました。

これにより、EUのネットワークでのデータ消費量が約25%削減されつつ、視聴者はいい画質のまま楽しめると述べられています。今回の発表は、欧州当局との電話会談を受けてのもの。域内市場担当のティエリー・ブルトン欧州委員は、これに先立って「HD解像度が不要な場合は、標準解像度に切り替えるべきだ」と述べていました。ブルトン委員はYouTubeやその他のストリーミングサービスにも、一時的にストリーミング品質の低下を検討するよう呼びかけています。

なぜビットレートの削減を求められたかと言えば、新型コロナウイルスの感染が拡大しているEUでは在宅勤務が広がっており、データ通信量の急増が危惧されているためです。公式声明では「ティエリー・ブルトン委員とリード・ヘイスティングスCEOとの議論に続き、コロナウイルスによって引き起こされた未曾有の問題を考慮して、Netflixは今後30日間、EUでの全てのストリームのビットレートを削減することを決定しました」とのことです。

実際、ここ数週間のインターネットの利用は世界的に増加しています。通信大手のVodafoneは、今週初めにEUでのネット利用が50%増加したと報告。また、感染拡大が顕著でいち早く外出禁止措置が出されたイタリアでは先週末、家庭用ブロードバンドとモバイル回線の使用が75%増加したと伝えられていました。

Netflixは、ビットレートの削減を北米など他の地域で実施するかどうかについては言及していません。米連邦通信委員会は新型コロナ対策としてAT&TやComCast、Verizonなど大手通信事業者にリモートワークやオンライン授業のためのブロードバンド接続の確保を求め、これに各社も同意していましたが、それでもネットワークが逼迫するのであれば同様の動きがあるのかもしれません。

 
 

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