Elon Musk

テスラのイーロン・マスクCEOが、Twitterで「もしそれが不足しているのなら人工呼吸器を作る」と述べました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が重症化した患者は、場合によっては回復するまでのあいだ長らく人工呼吸器を必要とします。そして人工呼吸器の数は限られているため、もし重症患者が急激に増えた場合、その数が足りなくなる可能性も考えられます。このマスクCEOのツイートに対し、ニュースサイトFiveThirtyEightのネイト・シルバー記者はすぐさま「すでに不足は生じ始めている」と答え、どれぐらいの数量を作ることができるかとたずねています。そしてマスクCEOは「テスラはEV用の優れた空調システムを製造しており、SpaceXも宇宙空間で使用する生命維持装置を製造しているため、人工呼吸器を作ることは難しくない」と述べ、不足しているのは具体的にどこかとたずね返しました。
これに対する記者の返答は具体的なものではありませんでした。もしかするとマスクCEOが本気で言っているかを聞き出すために"かまをかけた"だけだったのかもしれません。ただ、その後ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏がマスクと人工呼吸器の不足を心配していると発言したと伝える米Yahooニュースの記事を提示しました。

また横槍の格好ではあるものの、やりとりを見ていたマスク氏のフォロワーたちも、イタリアなど急速に感染が拡大している国が不足の問題に直面しているとの指摘をし始めます。さらに、ニューヨーク市長のビル・デブラシオ氏はマスク氏のツイートに「ニューヨーク市が購入する」と名乗り出ました。これにはマスク氏も反応し「市のチームと連携して潜在的ニーズの確認をしたい」と述べています。

なお、記事執筆時点ではマスクCEOは人工呼吸器製造を可能とすべく準備はしつつも「われわれが何かできるようになるまでの間に人工呼吸器が不足する事態にはならない」との見解を示し、パニック気味の意見に流されず冷静に情勢を見極める姿勢を示しています。