サンフランシスコの救急医療現場、新型コロナ対策でスマートリングを活用

Oura Ringは体温計測可能なスマートリング

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2020年03月24日, 午後 12:30 in wearables
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oura ring
新型コロナウイルス(COVID-19)では、対応に当たる医療従事者への感染も増えていますが、サンフランシスコでは感染を早期発見し、医療従事者からの感染拡大を防止する目的で、スマートリングが活用されています。

現地メディアSan Francisco Chronicleによると、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のメディカルセンターとザッカーバーグサンフランシスコ総合病院の救急医療従事者、約2000人が、スマートリングであるOura Ringを装着し、体温などのバイタルを記録し感染のチェックを行っているとのことです。

Oura Ringは、指輪型のアクティビティトラッカー。基本機能は歩数や脈拍、睡眠ログの記録といったもので、同種のデバイスにはMotiv Ringなどがあります。

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温度センサーを搭載しており、体温の変化を表示できます。といっても、計測時の体温を「36.5℃」など数字の形で表示するのではなく、設定したベースラインよりも、指の皮膚温度が高いか低いか示すものです。

新型コロナウイルスの発生源とされる武漢では、感染拡大を防ぐために住民に毎日体温を報告させ、発熱の有無により感染兆候を確認していましたが、Oura Ringを利用することで、これと同じことができるわけです。

実際、フィンランドのOura Ringユーザーが、自覚はなかったものの、Oura Ringのログから発熱と心拍の上昇に気がつきました。直前に新型コロナウイスルのホットスポットを旅行していたので、念のため検査を受けたところCOVID-19の陽性だったとのことです。もし、Oura Ringが無ければ、周囲にウイルスを広めていたかもしれません。

なお、Ouraは医療従事者だけではなく、15万人のユーザーにもデータの共有を依頼しているとのこと。これらのデータを利用し、UCSFと共同で新型コロナウイルスの発症を予想し、効果的に自己検疫を行えるアルゴリズムを開発したい考えです。

体温や心拍などのデータ提供には、プライバシーの問題がついて回りますが、データを匿名化するなどの対策を明確にした上で、うまく活用されるのを期待したいところです。
 
 

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