SpaceX、衛星ブロードバンド用に100万の地上端末用ライセンスをFCCから取得

「棒の先にUFO」なアンテナで受信

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月24日, 午後 02:30 in Services
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SpaceX Starlink satellites

SpaceXは連邦通信委員会(FCC)から、Starlinkプロジェクトの地上端末用に100万ものライセンスを取得しました。Starlinkプロジェクトは無数の小型通信衛星を軌道に送り込み、"インターネット未開の地"を含むあらゆる場所へブロードバンド環境を届けようという計画。SpaceXは2月に最大100万台の包括的ライセンスを申請しており、それが今回承認されました。有効期間は15年間。Starlink用の地上用アンテナはパラボラのようなお盆状のアンテナではなく、フェーズド・アレイをベースとするアンテナによるビーム・フォーミング技術とデジタル処理技術を組み合わせ、高い指向性の電波で衛星を補足し続けるように設計されます。SpaceXのイーロン・マスクCEOは数週間前、衛星通信業界の会合に出席し「地上局端末は棒の先っちょにUFOをくっつけたみたいだ」とそのアンテナを評していました。

またこの地上局端末は特殊な技能を持つ人員がいなくとも使用できるよう考慮されており、マスクCEOは「ポイントは2つ。空を指すようにして、接続する。順番はどちらからでも良い」と昔のガラケーで電波を探すようなやり方でそれが使用可能になるかのような説明をしています。

2018年の時点で、何らかのインターネット接続環境を持つ世帯は地球全体の58%に過ぎないと言われています。とくに低所得者層ではモバイル端末が主なインターネットアクセスの手段であり、Starlinkは価格が適切であれば、こうした世帯に本格的な家庭用ブロードバンドをもたらすかもしれません。

SpaceXはFCCから約1万2000基分の衛星打ち上げの承認を得ており、すでに362基の衛星が打ち上げられましたStarlink計画は2020年半ばには米国の一部でサービスを開始するとも言われています。SpaceXは4月にも60基のStarlink衛星打ち上げを計画しているものの、その日程は記事執筆時点では未発表。新型コロナウイルスの影響が打ち上げにまで及ぶのかはまだわかっていません。

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