「100倍ズームが使いたい」Galaxy S20 Ultraの日本発売を熱烈希望:山根博士のスマホよもやま話

5Gスマホの最高峰を日本市場にも出してほしい

山根博士 (Yasuhiro Yamane)
山根博士 (Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2020年03月27日, 午後 12:20 in Samsung
0シェア
FacebookTwitter
S20Ujpn
3月25日にドコモが日本初の商用5Gサービスを開始、KDDIとソフトバンクも続けてサービスインを行います。ドコモからはまず「AQUOS R5G」と「Galaxy S20 5G」が発売され、日本でも5Gスマートフォンが普通に買える時代がやってきました。

しかし数ある5Gスマートフォンラインナップの中で、サムスンの「Galaxy S20 Ultra」が入っていなかったことに失望する人の声も多く聞かれます。3月19日にGalaxy Harajikuで開催された「Engadget x Galaxyイベント」でも、Twitterによる質問を募集したところ「Galaxy S20 Ultraは出ないの?」というストレートな質問が寄せられました。なおこの質問をイベント関係者が選び、それに相応の回答をしたということは少なくとも日本版Galaxy S20 Ultraの投入について、後ろ向きではなく前向きな姿勢で挑んでいると筆者は好意的にとらえています。

S20Ujpn

そもそもスマートフォンの開発には時間がかかります。今回のGalaxy S20シリーズも基本設計は1年前にはある程度できあがっていたわけです。日本のキャリア関係者への売り込みもそのころから行われていたでしょうし、今回で言えばキャリアのほうで「前モデルの順当なアップグレードモデル」としてGalaxy S20、Galaxy S20+を選んだのでしょう。そこでこの2機種にはFelicaを搭載するローカライズを行い、日本で出てきたわけです。一方Galaxy S20 Ultraが選ばれなかったのは、日本のキャリア側が価格や性能を見て「高価でオーバースペック」と判断したのかもしれません。

日本向けのスマートフォンは、ワンセグ対応は必須ではなくなりつつあります。一方防水機能は需要が高く、それにも増してFelica対応をキャリアは求めます。Felicaの技術的優位性はさておき、サムスンや他社のグローバルモデルでFelciaを乗せているモデルはほぼありません。少ないモデル数で多くのユーザー層をカバーするiPhoneのようなラインナップを構築できない他のメーカーは、日本向けのみFelicaを乗せる、といったカスタマイズを行うわけです。

S20Ujpn

それでは今からGalaxy S20 Ultraが日本で出てくる可能性はあるのでしょうか。まずこれからFelicaを乗せる、ということは時間的には難しいと思われます。そうなるとFelica無しで日本へ投入もありうるのでしょうが、今度は日本の周波数への対応が必要となり、グローバルモデルをそのまま出すわけにはいきません。モデム部分の設計変更を行うにもコストがかかりますし、Felica無しで日本に出したとして、どれくらいの数が売れるかは未知数です。

とはいえKDDIは「Galaxy Fold」「Galaxy Z Flip」という、日本では出てこないと思われる端末を出してきた実績があります。どちらも防水非対応でFelicaもありません。販売数は少ないとは思うものの、Felicaの有無を重要視しないキャリアがあるのはGalaxy S20 Ultraの日本投入に少しでも期待が持てそうです。

そもそもGalaxy S20 Ultraが日本の5Gローンチの最初のラインナップに加わらなかったのは、サムスンの読み違えに起因したかもしれません。業界筋の話では、Galaxy S20シリーズのうち一番需要があるのはGalaxy S20+とサムスンは予測していたとのこと。しかし蓋を開けてみれば事前予約数はGalaxy S20 Ultraが全体の約半数と、最も高価でスペックの高い製品に人気が集まったのです。もしも事前にGalaxy S20 Ultraが注目を集めるとわかっていれば、日本のキャリアへの売り込み方も変わっており、今ごろ日本向け5G製品のラインナップに加わっていたかもしれません。

5Gを利用する消費者は、最新技術やモデルを試したい層です。中国では3万円台の格安5G端末が出てきていますが、グローバルで見れば今の時期に5G端末を買う層は価格よりも機能や性能を選びます。2月に行われたGalaxy S20シリーズ発表会で公開された価格は、Galaxy S20が999ドル、Galaxy S20+が1199ドル、Galaxy S20 Ultraが1399ドルでした。それぞれの価格差は200ドルしかなく、最上位モデルとしてGalaxy S20 Ultraは割安感を与える価格設定だったといえるかもしれません。

S20Ujpn

なおファーウェイが「Mate 30 Pro 5G」のSIMフリー販売に踏み切ったように、Galaxy S20 UltraもSIMフリーで日本に投入される可能性も考えられます。キャリアに無いモデルであればバッティングはしませんし、価格が高くても日本の5Gの電波を使えるのであれば購入層は必ず出てくるでしょう。Felicaはなくともキャリアとの接続テストは必須です。そこに時間とコストをかけてペイできるかどうかはわかりませんが、5Gスマートフォンの中でも最高のスペックを誇る端末だけに、日本にもぜひ出してほしいものです。

以前は大手キャリアからしかスマートフォンを出さなかったサムスンも、ここ1-2年で少しずつ姿勢を変えつつあります。SIMフリーモデルはMVNO経由で販売していますが、一歩踏み込んで「単体SIMフリー」なスマートフォンも出してほしいものです。その第一号として、5G対応かつ「100倍ズーム、108メガピクセルカメラ」を搭載するGalaxy S20 Ultraはふさわしいモデルと筆者は思います。今年の秋は「Galaxy Note20」(仮称)が出てくるでしょう。その日本登場に合わせ、Galaxy S20 Ultraを日本に投入してほしいと思うところです。
 
 

4眼仕様のAI活用カメラでさらに美麗な写りになった「HUAWEI P40 Pro 5G」

Sponsored by ファーウェイ ジャパン

 

TechCrunch 注目記事「新型コロナのソーシャルディスタンス(社会的距離戦略)を強力に支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]
関連キーワード: 5g, au, docomo, galaxyfold, galaxys20, galaxys20plus, galaxys20ultra, galaxyzflip, kddi, Samsung
0シェア
FacebookTwitter

Sponsored Contents