HUAWEI P40シリーズ3モデル海外発表。最上位P40 Pro+はデュアル光学ズーム5眼の「カメラモンスター」

ディスプレイもボーダーレスに(Google Playは非対応)

石井徹(TORU ISHII)
石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年03月26日, 午後 10:22 in HUAWEI
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HUAWEI P40 Pro

ファーウェイは、フラッグシップスマホP40シリーズの3モデルを発表しました。標準モデルの「HUAWEI P40」、4カメラや狭額縁が強化された「HUAWEI P40 Pro」、背面カメラが5カメラになった「HUAWEI P40 Pro+」の3モデル展開です。

無印P40とP40 Proの違いはディスプレイ、インカメラ、メインカメラなど。P40 ProとP40 Pro+は背面カメラだけが異なります。

P40

P40シリーズ共通でLeicaとコラボレーションしたカメラが一番のアピールポイント。3モデルともスマホとしては最大級のカメラセンサーを搭載。レンズやAI処理などの組み合わせによってパワフルな写真が撮れるとしています。

■ディスプレイとボディデザイン


HUAWEI P40 Pro
▲HUAWEI P40 Pro

P40は6.1インチ、P40 Pro/Pro+は6.58インチの縦長19.8:9ディスプレイを搭載。上下左右の4辺がゆるやかにカーブしたデザインは「クアッドカーブオーバーフローディスプレイ」を採用しています(ファーウェイいわく世界初搭載とのこと)。

他社でも取り入れられているハイフレームレートに対応し、スクロール表示も滑らかになっています(90Hz駆動をサポート)。

ボディカラーは無印P40がBlack、Deep Sea Blueなど5色を用意。P40 ProとP40 Pro+はセラミックブラックとセラミックホワイトの2色のみです。Pro版のセラミック素材は5日かけて仕上げたという ナノテクセラミック素材を使用しており、軽量ながらもひっかき傷に強く、まるでサファイアのような堅牢性を備えるとしています。

Gallery: HUAWEI P40 Pro | of 12 Photos

  • HUAWEI P40 Pro
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    Image Credit: Mat Smith/Engadget
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HUAWEI P40
HUAWEI P40
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HUAWEI P40
HUAWEI P40

■カメラ:Pro+は「デュアル光学ズーム」対応


背面のメインカメラは無印P40がトリプルカメラ(3カメラ)、P40 Proがクアッドカメラ(4カメラ)、P40 Pro+がペンタカメラ(5カメラ)となっています。

HUAWEI P40

メインの広角センサーは3機種共通で50メガピクセル。Mate 30 Proゆずりの「RYYBセンサー」を搭載し、一般的なRGGBセンサーよりも明るい写真が撮れるとしています。

P40 Pro+は4カメラ搭載で「デュアル光学ズーム」に対応。短距離では3倍、長距離では10倍の2段階の光学ステップズームに対応します。画質を落とさないハイブリッドズームでは20倍。最大倍率は100倍で、Galaxy S20 Ultraよりも精細なズームができるとアピールします。


HUAWEI P40
HUAWEI P40
HUAWEI P40
P40 ProHUAWEI P40
HUAWEI P40

■AI撮影で通行人をワンタッチ除去


ファーウェイらしいアプローチといえるのが、AIによる画像処理技術をアグレッシブに活用している点。P40シリーズの画像処理エンジンではAIを活用し、人や背景、建物などを分離した状態でイメージ処理を施し、パーフェクトな写真に仕上げるとしています。

さらに、この画像処理プロセスを活用した機能が「HUAWEI Golden Snap」です。撮った写真から通りがかりの人を消したり、ガラス越しに撮った写真の反射をワンタップで消したりといった編集が手軽に行えるとしています。

HUAWEI P40
HUAWEI P40

■動画専用カメラは暗所撮影を強化

Mate 30 Proから搭載する「シネカメラ」は、ピクセルフュージョン技術の導入でさらに進化。ピクセルフュージョンは16個の隣り合った画素を大きな1つの画素として扱うことで、暗いシーンでもビデオ撮影を可能にします。薄暗い照度0.5ルクスの環境でもくっきりした映像撮影ができるとしています。さらに、動画ではズーム機能も強化し、指向性オーディオ(ズームしている部分の音だけ拾う機能)も加えられています。

シネカメラはP40 ProおよびP40 Pro+のみが搭載。画素数40MPの超広角カメラとなっています。

HUAWEI P40

カメラでは、周辺機器としてスウェーデンのストロボメーカーProfoto社と共同開発した「HUAWEI CameraKit」を用意。スマホ連携するフラッシュライトやスピードライトで、静物やポートレートをプロ仕様のライト環境で撮れるようになっています。

■フロントカメラは4Kセルフィー撮影対応


フロントカメラは32MPのセンサーに加え、赤外線カメラと環境光センサーを搭載。前面カメラで4Kのセルフィー動画も撮れます。赤外線センサーでは、顔認証ロック解除などに対応するほか、触らずにスクロールするジェスチャー機能も搭載します。


HUAWEI P40


チップセットはKirin 990で5Gもハイパフォーマンスとアピール。nanoSIMのデュアルSIMに加えて、eSIMもサポート。nanoSIMとナノメモリーカード(HUAWEI独自規格のストレージ)を搭載した状態でさらにデュアルSIMの利用も可能です。Wi-Fi 6では2400Mbps対応、ワイヤレス充電は独自規格で40W充電も対応と、飛び抜けた性能を備えます。

■引き続きGoogle Playには非対応。独自音声アシスタントなど導入


P40シリーズはGoogle Playには非対応となっています。これは、昨年秋発表のHUAWEI Mate 30 Proから引き続き、米中対立の影響を受けて発表会で登壇したファーウェイのリチャード・ユーCEOは「今後もGoogleと グローバルな顧客にソリューションを提供していきたいと考えているが、代替的なソリューションも用意したい」と話、HUAWEI Mobile Serviceを紹介しました。

オープンソース版Androidベースの独自UI「EMUI 10.1」では、スリープ状態でも3Dフォトや通知を低消費電力で表示する待受機能が追加。スワイプ、タップなどのインターフェイスには人間工学による研究の成果が取り入れら、よりスムーズな操作ができるようになったとしています。

さらに、マルチウインドウ(2画面表示)では、片方の画面のテキストを反対側の画面にコピーするなどAndroidそのものよりも改善されています。

また、独自のAIアシスタント「Celia(セリア)」も導入。ヘイ、シリならぬ「ヘイ、セリア」と呼びかけて操作できます。Celiaは発表時点では英語、スペイン語、フランス語に対応しており、「多くの国で導入される」と紹介されました。

HUAWEI P40

加えてFaceTimeっぽいライブ通話機能「MeeTime」も発表。パソコンなどとの連携機能HUAWEI Shareはさらに拡張され、新発表のHomePodっぽいスマートスピーカー「Sound X」との連携も可能になっています。

HUAWEI P40

価格は無印P40が799ユーロ(約9万6000円)、P40 Proが999ユーロ(約12万円)、P40 Pro+が1399ユーロ(16万8000円)となっています。欧州での発売日はP40無印とProが4月9日、P40 Pro+は6月発売としています。

スマートフォンのカメラ機能に関しては毎回先駆的な技術を取り入れているファーウェイですが、米中対立の影響でGoogleサービスを導入できなくなってからは、そのカメラ技術を一段と強化している印象を受けます。現時点ではHUAWEI AppGalleryのラインナップは貧弱で、Androidスマホとして使うにはおすすめしづらい機種と言えますが、高性能な通信機能付きモバイルカメラと捉えば選ぶ価値はあるかもしれません。

なお、発表時点では、P40シリーズが日本で販売にされるかどうかについては明らかにされていません。

 

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