ノイキャン無線イヤホンを手頃に。クアルコムが新Bluetoothチップ2シリーズ発表

ノイキャンイヤホンって、高いですよね

塚本直樹(Naoki Tsukamoto)
塚本直樹(Naoki Tsukamoto), @tsukamoto_naoki
2020年04月3日, 午前 10:00 in qualcomm
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Qualcomm Bluetooth SoC
米クアルコムが、完全無線イヤホンに向けた新型Bluetoothチップ「QCC514X」「QCC304X」を発表しました。どちらもアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載し、合わせて現行モデルより消費電力を抑えた点が特徴です。

また現在は搭載製品が高級モデルに限られるANC機能を、より手頃な製品にもたらす効果も期待できます。プレミアム製品向けのQCC514Xと、ミドルレンジからローエンド製品向けのQCC304Xは、どちらも高級イヤホンで人気のハイブリッドANC機能を搭載。周囲のノイズに対して逆位相の音をチップ内で生成し、周囲の喧噪を軽減します。さらにANC使用時のバッテリー消費も抑えられており、65mAhバッテリーでも最大13時間の駆動が可能と謳います。

また両チップとも、接続に関する新技術「TrueWireless Mirroring」機能に対応。これにより片側のイヤホンだけでも親機との通信が可能となり、もし通信中のイヤホンの通信が片方だけ途切れても、自動でもう一つのイヤホンが通信を置き換えて、再生が続けられます。

さらにコーデックの面でも、クアルコムが有するaptXの新仕様となる「aptX Adaptive」に対応。
これは、従来から定評のある音質と比較的低い遅延の両立を図りつつ、aptX HDから継承するハイレゾ級転送モードへの対応や、aptX LL(Low Latency)に近い低遅延モードなど、これまでのaptXシリーズのいいとこ取りを図った仕様です。

QCC514XとQCC304Xの違いは「Always on Voice」機能の有無で、これによりウェイクワードによって、機能やボイスアシスタントを起動することができます。

現在ワイヤレスイヤホン/ヘッドホン市場は、高級モデルにノイズキャンセリング機能が搭載され、中位/下位モデルではそれが省かれる、といった区分けが多く見られます。しかしQCC304Xの登場により、近い将来廉価なイヤホンやヘッドホンにも、ノイズキャンセリング機能が搭載されることが期待されます。

とくにクアルコム製のBluetoothチップは、昨今低価格製品で存在感を増している中国製Bluetoothイヤホンへの採用例が増加していることからも、ノイズキャンセリング搭載製品の低価格化に貢献できそうです。

 
 

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